ご存知ですかこの話し。燈台守の悲喜こもごもの生活を描いた心温まるお話でした。わがふるさとの五島市(旧福江市)に属する男女群島の女島灯台も舞台となりました。ロケははるか遠い女島だけではなく、私の町でも行われたと聞きました。といっても私が生まれる前(?)の話ですが・・・ 確か主役は佐田啓二。その女島灯台もついに完全自動化になり、つい先日、燈台守の方々が島を去りました。これで3000以上ある日本の灯台からすべて燈台守が居なくなりました。大変な日々だったろうと思いますよ。男女群島なんてまさに絶海の孤島ですから。対馬暖流に囲まれるこの島の海域には昔しから良質なサンゴが繁殖していました。五島の富江地区はサンゴ漁の基地となり加工品が名産になりましたが、近年は網で根こそぎ採っていく台湾や韓国の密漁船に荒らされてその産業は見る影もないと聞きました。この男女群島、空気が澄んだ冬の晴れた日には大瀬崎からかすかに見えることがありました。私は見たことないので、小さい頃に聞いた話の中に存在する神秘的な存在のままです。そのうち燈台守のことも世の知識から消え、「喜びも悲しみも幾年月」の内容も良く理解できなくなるんでしょうね。