2005年06月27日
窓を全開にして走る喜び
先日福島の高湯温泉に宿泊しました。この温泉は吾妻連峰の中腹に位置していて、標高もそこそこ高いところにあります。翌日は宮城の鳴子温泉で宿泊予定でしたので先を急ぎ、朝9時過ぎに宿を出ました。
朝早いので行き交う車も少なく、外の空気もひんやり。初日曇りがちだった天気も幸い回復し、梅雨の中休みの柔らかい朝の日差しが木々のトンネルを走る道に溢れていました。
ふと、「これはもったいない」と窓を全開にして走る事にしました。もちろんエアコンは停止、オーディオ関係も全てオフ。
車のエンジン音とタイヤの音、そして吹き込む風と周囲の木々の中の生き物の声のみの世界になりました。
通常は閉め切って走っていますから、遮蔽性の高い最近の車では外の音はほとんど聞こえないんですね。絶えず聞こえる鳥やかえるの声はもちろん楽しかったのですが、路面に応じて変わるタイヤの音やエンジン音を初めてちゃんと聞いた気がしました。
そういやそうだな、初めてかも・・・。
都市部で車に乗ると、排ガスや高い気温を避けるために必然的に窓は閉め切ってしまいますからね。走行中に窓を閉め切るのを、いつの間にか常識みたいに思っていました。
気持ち良いですね~ さわやかですね~ 時間やスピードなんか忘れてのんびり走りたくなります。
えてして車は”移動のための単なる手段”や”スピード・性能重視”、あるいは”音のしない静かな環境が理想”と思われがちですが、今まで気が付かなかった別の一面を知った気がしました。
あっという間に助手席で眠りについたかみさん。それはたっぷり頂いた前夜の酒のせいだけではない!はず・・・。
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Posted at
2005/06/27 10:29:57
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