2005年07月05日
かにに挟まれて・・・
狭い路地を流れる小さい小川や溝。当時、私の町の溝は石組みでした。山から湧き出した綺麗な水がさらさら流れていて、その上には乗り出すようなアジサイの花と大きな葉。さわやかな清涼感が溢れていました。
その石組み、古いものですから大きな石の間には隙間があります。その隙間からは雑草が生えていて、陰に隠れるように大きなカニが沢山居ました。そのカニ、釣って遊ぶと面白いんです。
オオバの葉を丸めて1メートル長くらいのタコ糸で結び、反対の端は竹のような棒に結びます。石の隙間で出入りしているカニの前でちろちろ動かすとかにがむんずとはさみでオオバを掴むんですね。
そこで静かに持ち上げるんですが、それが強いとはさみを放したり、うでが根こそぎ外れたりするんで、ふんばるカニの抵抗を調整しながら釣り上げるんです。なかなか面白いっす!
あるとき、釣ったカニを4~5匹ビニールにいれて持ち帰りました。容器とか思い浮かばなかったので風呂の洗い場に置いておいたんですね。子供は直ぐに忘れちゃいます。その日の私がそうでした。
夜中、寝てると足の小指がちくっとして目が覚めました。寝ぼけてましたが、”なにか”の存在は気配で感じました。頭の上に垂らしている電気の紐を引いて電気を点けて見ました。
足の小指には、昼間釣って持ち帰って置きっぱなしだったカニが一匹ぶら~~んとぶら下がっていました。
そりゃあ、もう、オドロキ!泡なんか吹いてるし・・・
あれ、残りのカニはどこへ脱走したんだろ??
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五島・やんちゃ期 | 日記
Posted at
2005/07/05 14:58:56
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