2005年09月07日
自由の国、アメリカ
先ほどアメリカから来ている人と話す機会がありました。当然話の流れでハリケーンの話になります。個人的にアメリカに興味が無いのでこれまではそんなに詳しく無かったんですね。
話していてまずはっきりしたことは、「日本だったらあんな犠牲者の数が数千人とも言われるような大災害にはならなかっただろう」ということ。
その理由は「ミシシッピー州の州政府含め、アメリカの行政は避難の呼びかけはできても避難勧告や避難指示が出せない」ことに尽きます。
いくら記録的な雨量でも、過去最強の風でも、堤防決壊の恐れが有っても、行政は避難を強制できないのです。なぜなら「アメリカは自由の国だから」なんです。「権利」をかざされたら何にも手が打てない・・
そして州による格差が日本では考えられないくらいに激しい事。「ミシシッピー州住民は教育、独立心、意識的なレベルや民意が恐らく全米で一番低い州だろう」とのこと。つまり「避難するにしてもその方法を知らない人がいたり、必要を理解しない人が多々いたはずだ」というんですね。そこへ持ってきて「(家に残る)権利、自由」・・・。
そもそも警備や救助をする人たち、救難のヘリコプターを銃撃する連中が多数いて復旧作業もままならない、ということからして信じられない・・・
決して不幸にして亡くなった人や、他国や地域を冒涜するつもりはありません。が、「自由」にも最低限必要な規則・規約が必要である気がしてなりません。
「あんな多数の方が犠牲にならなくてもよかっただろうに」と思うと、なんとも歯がゆい思いです。
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まじっすか? 千状万態・・ | 日記
Posted at
2005/09/07 16:25:11
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