
私のHNの起源でもある「黒部五郎岳」。数ある好きな山の中で随一。この山の魅力はなんと言っても大きな”カール”。氷河期が終わり、氷河が後退したときに山を削り取ったもの。ちょうど砂山を手で掻き取ったよう。
画像でお分かりでしょうか、左の山が山頂付近から手前に削られている様子。その内側には小川が何筋も流れ、夏は一面かわいい高山植物のお花畑になります。またその中には氷河の置き土産の大きな岩も点々と配置されていて、それはまさに日本庭園のよう。
標高は2839.6mでもちろん日本百名山に入っています。この山の山頂にも古い祠があり昔からの信仰が偲ばれます。因みにこの山頂からは一切人工物は見えません。日帰りでは行くことの出来ない不便さゆえに手付かずの自然がたくさん残されています。
行程:大町ー高瀬ダムー烏帽子岳(テント泊)-野口五郎岳ー水晶岳ー鷲羽岳ー三又蓮華岳(テント泊)-黒部五郎岳ー双六岳(テント泊)-槍ヶ岳ー槍沢(小屋泊)-上高地。
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美しき日本 | 旅行/地域
Posted at
2005/01/30 00:02:59