先日、アメリカの友人と観光の話をしているうちに質問されて困ったことがありました。「日本では、部屋に一人泊まったときと二人泊まったとき、どうして一人当たりの値段が変わらないんだ?」と言うんです。「たとえば一泊3万の部屋。どうして1人で泊まっても3人で泊まっても1人当たりは3万なのか?1人で泊まれば1人3万、2人なら1人1.5万、3人なら1人1万のはずじゃないのか?」というわけ。彼の常識では「ある決まった部屋空間を複数の人で使うんだから、部屋の値段を頭割りするべきだろう?占有するスペースもその他の手間も人数倍あるわけはない。逆に人数が増えれば部屋あたりの占有スペースが狭くなるじゃないか?」というわけです。言ってる意味判ります?う~~~ん、欧米の宿泊施設の料金体系ってそうでしたっけ?出張でビジネスホテルにしか泊まったことがないから実際がわかんない・・強いて理由を考えるに・・・、おそらく宿泊の単位が違うから?日本では、ひとが旅に出て旅館(旅籠)に泊まることが慣習化したのは江戸時代くらいに流行った霊山や神社などへの講・お参りからだった。そういう時は、個人・団体含めて大部屋に案内され雑魚寝するパターンが多かった。だから宿泊・料金は部屋単位ではなく人単位だった。一方欧米の場合は、プライバシーに対する考え方が強いこともあって「ひと部屋を貸すからあとは自由に使いなさい」というような部屋貸しが基本になり、料金も部屋単位が基本になった。 どうでしょう?それっぽい説のように思えますが、ほんとの理由をご存知ですか?