
昨日のNHK・BSハイビジョン、9時からの”日本の名峰”は中央・南アルプスと関東周辺の山々でした。
日本第2の高峰・北岳についてはここだけに見られる”キタダケソウ”という高山植物が紹介されていました。
梅雨の間が見ごろの、可憐な白い花を咲かせるたいへん珍しい貴重なお花です。一度で良いから見たい!
ところでこの花、北岳でもある特定の場所にしか繁殖できません。頂上直下の白い岩の周り。石灰岩なんですね。恐らくエーデルワイス同様、塩基性の土壌を好むのでしょう。
この石灰岩を分析してみたところ、驚いたことに太平洋のはるか南部イースター島周辺に起源するものと判明したらしい!
つまりはるか昔、今の北岳の頂上部を構成する岩石はイースター島あたりの海底だったのです。それが長い年月の間に地殻変動で北上し、今の日本と衝突して隆起し日本第2の高峰になったとのこと。
かたやこの”キタダケソウ”、日本が大陸と陸続きの頃にシベリアあたりの北方から伝わったものとか。
シベリアからの花とイースター島あたりの岩が遭遇して日本で唯一の”聖地”となったわけです。
すごいですね。ロマンですね!
Posted at 2006/08/23 16:08:37 | |
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美しき日本 | 日記