
九月に入って山から喧騒が去った頃、毎年一週間ほど休みを取って山篭りしていました。
この年のターゲットは剣岳でした。
夜行バスで富山に入り、翌朝電車で立山へ。そこからしばらく歩いて称名の滝へ。ちょっと手前から滝と並んで絶壁を登山、登りきってさらに奥大日岳まで直登。この日は途中から雷雨になり、怖い思いもしました。
大日山荘のこの夜の宿泊は私のほかに初老の夫婦一組。小屋の親父さんの隠し酒を頂きながら、楽しい話をたくさん聞かせていただきました。ちょうどこの日は富山の風の盆の日だったのですね。
翌朝は良く晴れ上がりました。稜線の登山道脇にはチングルマの穂が開いていました。
そして雲海の向こうには目指す剣岳。
颯爽とした景色に登山意欲が湧き上がるとともに、さらなる気合が入りました。
  Posted at 2005/06/27 20:57:36 |  | 
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