
島根大学の研究室への出張の依頼が入りました。
業務の詳細は忘れましたが、快く受けました。釣りバカの浜ちゃんではないけれど、仕事の後に休みを取れば鳥取県の「大山」にも行けると思ったのです。関東にいると、山陰地方ってなかなか”ついで”が無いと行けないんですよね・・・。
因みに山陰地方、「山」を「セン・ゼン」と読む例が多々あります。例えば「大山」は「だいせん」、「蒜山」は「ひるぜん」。
休暇初日は松江を観光したのち米子に宿泊、翌朝レンタカーで登山口に詰めました。ちょうどその日は地元の小学生が集団で登るイベントがあったらしく、数台のバスが賑やかに並んでいました。
「こりゃいかん。先にのぼらにゃ」
普通に登っても人よりは早く歩ける自信はあったものの、この日に限っては”must”でした。
登山口は曇りでしたが、7合目位を過ぎたあたりからは晴天域に入りました。頂上は一面桟敷のような板組みがしてあり、静寂に包まれたまだ私しかいない山頂でしばし休息・昼寝をしました。
この山、もちろん山陰地方にあります。1729mと標高こそ驚くほど高くはないけれど、冬季は強い北西の風を受け、モロに風雪にさらされます。そのためふもとから見える端正な山容は頂上付近には当てはまらず、頂上はガレて脆く、あちこち崩壊していました。以前は縦走できた山頂部も現在では道が崩壊したために通行禁止になっています。この桟敷も崩壊保護のためとは思いますが、ほとんど地面は踏めず微妙な感じ。
晴天はつかの間、北面からガスが昇り始め山頂はあっという間に雲の中に入りました。貴重な山頂での昼寝はしょうがなく切り上げ、ここで下山。
途中からは小雨混じりになりました。先生に引率され息を切らせながら一生懸命に登ってくる小学5~6年くらいの児童に多数行き交いましたが、期待できない眺望を思うとかわいそうになりました。
でも友達や先生と登った大山は良い思い出になったでしょう。
Posted at 2005/02/18 15:39:09 | |
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