「西域」なんともミステリアスでロマンチックにも思えるところですよね。
今は続編が放送されてますが、もう20年くらい前になりますか、喜多郎のシンセに乗って石坂浩二のナレーションで放送されていた前作の「シルクロード」は、氏のテーマが流れただけで今でもジーンと感慨深くなります。
私も小学生来、周期的に西域に対する想いが湧き上がり、そのたびに本を読み漁ってきました。
万里の長城、玉関門、敦煌、酒泉、カラホト・・・
今朝の朝日ウエッブ版では、これらの遺跡の9割が崩壊の危機に瀕している。残りの1割も時間の問題ではないか、とのこと。そしてそれらの主原因は砂漠化と風雨による侵食、さらには戦禍・・。
最近の中国、中央では近代化の嵐と一部産業の景気で、盛り上がっている所は大いに盛り上がっています。儲けている人は多いに儲けているようです。
が、かなしいかな、そこにばかり焦点が当てられ、文化財の保護などはその景気の恩恵は全く受けられていない、逆に”煩わしい場所”として無視さえされているようにも思えます。
いくらよそから来た偉い学者さんが「大事にしろ、壊すな、手入れしろ」なんて言われても、地方では住民の日々の生活さえ苦しい現状のなか、地元の人がそんなことに気がまわるはずなんて有りません。盗掘や転売こそすれ、ね。
やはり自分の生活が安定しないのに壊れかけた壁や柱に気を配る事なんてできないですよね。世界の関係者を巻き込んだ、国家ぐるみで本腰入れてやらないことには・・・
ここ数年の中国の景気、やはりそのしわ寄せは一番弱くて、でも実は世界的には最も大事な所に行っているような気がします。
土で作った人工物、土に返してやるのがいいんでしょうかね。自然に逆らって保存しようってことがおこがましい事なんでしょうか。
冷蔵庫の置き忘れの野菜が水に戻るように・・・(恥)
Posted at 2005/08/03 09:34:30 | |
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