かねがね思っていたんですよね。
今回のメトロポリタン美術館に限らず、イギリスやフランスをはじめとした著名な博物館・美術館ってある意味、強奪の上に成り立ってるところ、つまり”世界の強奪の歴史”を見せているところだよなあって。
シルクロードをはじめとした中央アジアや中近東の国々、エジプトや地中海の国々の遺跡を訪問・発掘しては、その遺物をときに破壊まがいに剥ぎ取ったり切り取ったり・・・
古文書や遺物って言うのはその場所のその風土にあってこそ意味を成すと思うんですけどね。
ただ、ちゃんと設備も修復システムもそろっている立派な施設で保管展示されていたほうが、人間の歴史として恒久的に保存されるであろう事は十分すぎるくらいにわかる。
結局「形有るものすべて滅する」の原理。研究が終了した後は現場に戻し、自然の成り行きに任せたほうがいいのかな。時の流れと自然にはむかおうって言うのは人間の思い上がりかな?
でもいちどで良いから雰囲気のいい博物館で、一堂に会している遺物群を見てみたい。圧倒されるだろうなぁ。エゴ?
この強いジレンマがぁ~
Posted at 2006/02/22 12:03:12 | |
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