2006年05月15日
いろんなところで”ナノ”が流行っています。至る所で良く見ますよね?科学の世界からスポーツの世界まで。
たとえば最近のテニスのラケット。その”ナノ”のレベルでの工夫がなされた構造が取られているらしく、そのラケットを使えば何かいいことがあるらしい。
ところでその”ナノ”が意味するところの”ナノメートル”。長さの単位、センチ、ミリ、マイクロ、ナノと来るわけで、要は10の9乗分の1メートル。ま、いずれにしてもごくごくちっさい訳ですよ。
で、良く思うこと。車のバンパーがガードレールに接触する瞬間、指がキーを押す瞬間、キスをする瞬間・・・、かならずその距離の”瞬間”が存在するというわけで。なかなかなじみが難いけどその瞬間は必ず毎回どこにも存在するわけで。
でも、その瞬間になると”人の指”ももはや生化学の世界の物質になるわけですよね。
皮膚なんてものは、フォスファチジルコリンというリン脂質の膜でしかない訳ですよね。いくら構造を維持する”裏打ち構造”があるとはいえ、卵の黄身成分が一列(2重膜)に並んで膜になっているだけなんですよね。皿にこぼれた目玉焼きの黄身のようなモンですよ。
良くこれで形を維持できるな、と。そしてしなやかでデリケートで居られるな、と。
生物・生化学の授業では納得できても、それを自分の身体に当てはめてみるとなるとなかなか納得できないものですよね。
Posted at 2006/05/15 11:55:36 | |
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