2006年10月26日
ふと立ち寄った喫茶店や、宿においてある本とか読んで「明日ここに行ってみよう」とか思うことって良く有るんですよね。地元の情報はやはり地元で得たほうが”活き”が格段に良いのは常なことで。
ところがここ数年の市町村の大合併で地名と場所が結びつかないことがまま、というかしょっちゅうあるわけですよ。
まっ、いち観光客の小さな不満なんですけど、大きな名前の変更のときはせめて歴史やその地になじみのあるような地名にしてくれないと観光客じゃますます判んないですよね。それに「古くからの名前」がもったいない・・・
今回の甲信地方の旅行で気になったのが山梨県の「北杜市」。地元の方を除いて、どのくらいの方がこの市の場所や地勢、観光地や特産品などを特定できますかね?
「山梨県北巨摩郡に所属する9町村のうち、甲斐市となった双葉町を除く長坂町・高根町・大泉村・小淵沢町、および白州町・武川村、そして須玉町・明野村の8町村が合併して2004年に生まれた新しい市」
要は清里や小淵沢、八ヶ岳といった山梨県でも観光地がたくさんなところなんですよね。なんで北杜市ですか・・・?
そこで「北杜」の由来を調べてみました。「杜」は「ヤマナシ」という植物のことらしい(ちなみに県名の「ヤマナシ」と無縁との話し)。そして県の北部に位置するから「北杜」。つまり、限りなく”当て字”に近いわけですよ。当然、賛否両論が湧き上がり、いまだに地元のなかでも定着しきれていないよう。
住民の皆さんでさえ「なじみがない」と納得しきれていない名前の場所を、最初からゆかりも無い私達が特定するのは不可能なわけで。
それなら同じく紛糾した「南アルプス市」のほうがはるかにわかりやすい・・・
ま、「新しい地図を早く買え!」って言うのが結論でしょうけどねっ!
Posted at 2006/10/26 11:58:38 | |
トラックバック(0) |
旅先にて | 日記