
久しぶりに秩父のほうへ出てきました。
「武甲山」行くたびにそのりっぱな山容に圧倒され車内から見上げるのです。
が、また形状が変わってました。すっかり山の上部は削られ、高峰を誇った山頂部はすでになくなってしまいました。
かつては武州、いや関東でも屈指の名山とたたえられた歴史のある山。山体が石灰岩で出来ていることから削られ続け、コンクリートに利用され続けています。
いってみれば、近代日本の生き証人でもあり、身代わりでもあります。その貢献度は計り知れないものでしょう。そして身を削りながら地元の産業に潤いを与えました。生活とはきれいごとだけで済まされません。
が・・・
ふるさとのシンボルでもある山が日に日に削られ、久しぶりに帰るたびにその様相が変わってくる、いずれはその存在すら消えてしまう、としたら・・・
なんだかさびしいですね。
Posted at 2006/11/25 23:33:02 | |
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