
結婚する以前、ということで10年以上も前になりますが、そのころは一人で岬巡りをしてました。
私のふるさと、五島は玉之浦には大瀬崎灯台という歴史的にも貴重な、そして県内でも有数の景勝地でもある灯台があるんですが、子供のころから慣れ親しんできたその勇姿が心のどこかに残っていて、灯台を見るとどこか心が落ち着くんですね。
それと、灯台って”人の世界と自然の境目”にあるような気がして、私の中ではなにか特別な存在なんです。美しいんですよね。畏敬の念さえ持ちます。
日本には約4000ほどの灯台がありますが、その中で10基ほど内部に入れる灯台があります。関東には観音崎、野島崎、犬吠埼と3つも著名な灯台があります。もちろんいきました。
でもね、こういうところは周辺が観光地化されてて、その美しさが残念ながら薄れているんです。それよりは、ちょっと名前は落ちるけど、規模は小さいけれどしっかりがんばってる小さな灯台のほうが美しいんですよ。
たとえば、ここ、外房は岬町の太東崎。小高い丘に登って見下ろせば、この地から南北に伸びる九十九里がまるで地図を見るように把握できます。お勧めは夕方どき。すぐ下の河川や田園に夕日が映り、それはきれいですよ。
目を反対側に移せば丸く見える水平線。そしてすぐその上を飛ぶ飛行機の数々。寒い今の時期だからすんだ景色を楽しんでください。
すぐそばにはおいしいご当地ラーメンを頂ける「岬ラーメン」もあります。
Posted at 2007/01/09 23:32:57 | |
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