
房総は外房、127号線を太海から約3キロ内陸に入ります。そしてその道から車幅程度の細い道をさらに登った奥にひっそりとありました。
千葉でもっとも古い温泉宿として知る人ぞ知るこのお宿。今回は立ち寄り湯させていただきました。
お世辞にもきれいな近代的な宿と言うわけでは有りません。が、いかにも古くから愛されてきた温泉宿です。いわゆる秘湯のお宿ですね。
浴室はタイル張りの内装、天井はコンクリート。お湯はやはりコーヒー色のモール泉。成分表によると硫黄分も多く含まれているとか。でも匂いで気がつくほどの含量ではないのかも。
いつもどおり少し口に含んでみました。まずい・・・、苦かった。いかにも「ヨード分が多いモール泉」って感じでした。効きそう。
でもいいなぁ、こういう人情味があふれる温泉宿は。連泊して美味しい空気と人情を吸っていたら温泉プラスアルファで心から癒されそう。
千葉県内には「日本秘湯を守る会」に加入している宿がないのが残念なのですが、「新規加入」って宿が自己申告することではじめて出来るんでしょうか?
ときどき豪華絢爛な街中の「秘湯を守る会」の宿を目にすることもあり「ここのどこが秘湯じゃ!」と思うことがあるんです。経営戦略でしょうけど・・・
たとえばこういう宿こそ入るべきだと思うんですよね。でも、やっぱり静かに取っておいたほうがいいのかな・・・
Posted at 2006/07/31 23:03:42 | |
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