富井副部長「コリャうまい!!なんだこりゃ!溶き卵にナポリタンを乗せただけの料理と思ったが・・・!」
大原社主「なるほど、鉄板の余熱でじわじわと固まるから、いろんな食感が楽しめるというわけか。とろとろの卵とパスタを絡めるもよし、薄いパリパリの卵を舌でもてあそぶもよし」
富井副部長「まさに味のハーモニー、いや交響曲と言ってもよいですなぁ!」
海原雄山「・・・名古屋の食文化がこれほど奥深いとは・・・。私の負けだ・・・」 |
大原社主が解説しているとおり、イタリアンの醍醐味は、卵の多彩な食感にある。
とろとろ大好き名古屋食文化が生み出した究極・・・いや、
奇跡のメニューである。
ただ上からだらしなくかけただけではカルボナーラと(そんなに)変わらないだろう。
それでは、卵の状態は一様で変化に欠ける。そんなに浅い料理ではないのだ。
刻々と変化する卵を味わうにはどうすればいいかを、仕事しながら考えてみた。
①ナポリタンを作る
ここはよくワカラン。
②同時に鉄板(ステーキ皿)を熱する
調理するフライパン(?)とは別に用意。
やけどに注意。
③ナポリタンができたら溶き卵を鉄板に敷き、その上から調理したナポリタンを置く
ここが肝だと私は睨んでいる。
すばやく、3秒以内にセッティングを終えたい。
この時点では火を止め、鉄板の余熱で卵を凝固させるのだ。
④木の皿に載せてテーブルへ
ジュージューいってる料理がゴージャスに見える。
この見た目の派手さも海原雄山をうならせたポイントである。
このように、
余熱で卵をじっくり化学変化させつつ味わうには、鉄板が不可欠。他の器では実現不可能だろう。
誰が考えたかは知らぬが、実に合理的だ。
以上の研究結果をもとに是非挑戦してもらいたい。
海原雄山「フ・・・ステーキ皿だけにステキな料理というわけか・・・」 |
Posted at 2006/04/18 23:07:14 | |
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