
ワタシの文章スタイルにはルーツがある。
あれは高校2年・・・1987年の夏だったか。
当時持っていたパソコンはFM77AV。
ワタシは、とあるゲームが先に進まず悩んでいた。
なけなしの小遣いで買った高い買い物だ。必死だった。
そこで普段めったに買わないパソコン雑誌に頼ることにした。
書店で目に止まったのがこの雑誌だった。
それまで「I/O」と「ベーマガ」しか買ったことがなかったワタシにとってエラく軟派な雑誌に見えたが、攻略記事が載っていたので背に腹は変えられん。
攻略記事は大変役に立った。
しかし、それ以上に衝撃だったのが、
文章が変。
前半の攻略記事などは普通のまじめな文章なんだが、
後半の連載記事は文章がふざけているのである。
そしてちゃんと面白い。
面白いというか・・・
「文字だけで笑わせることができるのか!!」
Σ(´Д` ズガーン
それまで、文字だけのメディアといえば、新聞か教科書くらいしか接していなかったワタシにとってこれは衝撃だった。
日常的なセンテンスの予想外のひねり、単語のチョイス、緩急、すべてが新鮮で腹が痛かった。涙さえ流した。
それ以来、毎号買うようになった。
ゲームがなくてもPCが無くなっても買い続けた。
部数があがり、広告が増え、やがて月2回刊行・・・。嬉しかった。
ゲームと全く関係ない特集記事なんか特に嬉しかった(バレンタイン特集でガラナチョコ出してて笑った)。
「べーしっ君」「福田有宵先生のあんたの運勢」「ヤマログ」
特に「バカチン王国」は内容は面白くなかったが、タイトルが好きだった。
バカ記事のウソ広告「ツントミゴルフ」は今でも忘れられない。
名物編集者もいっぱいいた。
小島編集チョ、ステルス松本、スタパ斉藤、伊藤ガビン・・・
みんなワタシのヒーローだ。
今だから白状するが当時「就職したい」と真剣に思ったものだ。
ちょっとだけ。
あれから20年。
編集部は本体から分離し、ログイン自体も月1回。しかも薄いし高い。
あの頃のログインはもう無い。
しかし、
「
言葉で遊ぶ」あの精神、
ワタシの中であのヘンタイちっくなセンスは生き続けている。
【思い出に浸る家主】
↑ちなみにこれもログインの読者コーナーの影響。
このスタイルは週刊ファミ通でもおなじみ。
Posted at 2006/01/24 14:38:48 | |
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主義主張趣味嗜好性癖 | 日記