
今のガソリン価格です。
一週間前までは、3.5ドル以下でした。
急激に上がってます。
なぜ??
それは、ハリケーン(アイク)により被害が出るから、
という理由で、バカ投資家が値を吊り上げてるためです。
普通なら、被害が出るから価格高騰は避けようというのが人としてのやさしさ、
ましてや、人道的と思えるのですが、
バカ投資家は、まず自分の利益優先となるわけです。
考えても見て下さい、
台風が来るたびガソリンが高くなるなんて馬鹿げているでしょ。
そんな事を踏まえて今回の話。
妻が肺炎でわが村の診療所に行った時、
レントゲンを撮る為、わが村唯一の総合病院へ、
(治療施設、医療機器、入院施設は診療所レベルでは無いため施設のある総合病院へ行きます、しかし総合病院には医者は居ません、診療所の先生、雇われ先生が利用するのみ)
この病院の裏手が、高額費用を請求する救急となってます。
今回は、普通病棟の表から入りました、4年滞在してて初めて。
そこで、見慣れた顔の銅像と遭遇。
えっ?
これは?
どっからどう見ても、カーネル・サンダース。
そして中の待合室の壁に、でっかいカーネル・サンダースと
クラウディア・サンダース(妻)の2人が描かれた、でっかい肖像画が。
なんでも、この病院はカーネル・サンダースの多大な寄付によって設立されたらしい。
だから、こんなちっぽけな村にこんな病院があるわけだ、医者は居ないけど。
産婦人科病棟は、クラウディア・E・サンダース(妻)の名前が付けられてました。
さて、カーネル・サンダースってどんな人?
フランチャイズビジネスを成功させ、多大な資金を得た金持ち。
うらやましーゾー。
こう思ってる人は間違いです。
家を助けるため10才から農場に働きに出、学歴といえば6年生の終了証だけ。
その後は独学で学びながら多くの仕事につきます、40種に及ぶくらい。
ガソリンスタンドを始めたのは30代後半
大恐慌と干ばつにより、農民に貸していたガソリン代が回収できずにスタンドはつぶれます。
次に
コービン(ケンタッキー州)にガソリンスタンドを開業(俗に言う1号店)
片腕の自慢の息子を亡くすという不幸もこの頃。
ケンタッキー州知事から名誉称号「カーネル」を授与されましたが、
火事や新ハイウエーによる人の流れの変化により店を手放し、
負債を支払ったカーネルの手元にはいくらも残りませんでした。
フライドチキンの調理法だけが唯一の財産。この時すでに65才。
もう挫折だらけです。
コレを元手にフランチャイズビジネスを始めます。
車で各地を回る強行軍ながらビジネスは成功。
73才の時にはチェーンは600店を超えるほどに、
ここで権利を譲渡。
「成功は多くの人と分かち合いたい」と、ビジネスを共にする人たちの状況に心を砕き、惜しみなく知識・技術を教え続けました。一方では、少しでも余裕ができると慈善活動を行い、孤児院の子供たちのために毎日アイスクリームをつくったり、肢体不自由児のための基金をつくったりしました。
人を幸せにする事に引退はない。「決して引退を考えずにできるだけ働き続けろ」「人間は働きすぎてだめになるより、休みすぎて錆付きだめになる方がずっと多い」。その言葉どおり、カーネルは90才で生涯を閉じるまで現役だったそうです。
ケンタッキー州ルイビルで肺炎のため死去。
なんとすごい人でしょう。
金儲け、楽する事しか思いつかない高学歴がなんてちっぽけな。
人生は波乱にみちてますが、
世界中の誰にも顔を知られている彼はとても偉大ですね。
こんな彼を支えた妻もすばらしいですね。
Posted at 2008/09/16 11:08:46 | |
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