最近ブログUPが滞っている、
その原因は心配事があるからで、
心配事は、仕事もあるけれど。
やはり一番は家族の事。
実は、上の娘 虫歯が・・・。
妻は、自分がちゃんと磨いてやら無かったからと悲観するし。
でも悲観したからといって虫歯は治らない。
なので近くの歯医者に、それは10月のある日であった。
すると、そこの歯科医がワーワー騒いでいる。
詳しい事はわからんので、通訳(会社)アメリカ暦何十年の人に間に入ってもらうと。
虫歯が沢山あるので手術しないといけないらしい。
さらに詳しく書くと。
その歯医者では手術は出来ない。
近くの救急病院で手術室を借りて、麻酔は専門の医師を呼んで、
治療費はおおよそしか分からない、手付金に数千ドル必要、手付けを払わないと治療してもらえない。
それからさらに救急病院代、麻酔の医師代などなど、保険を使ってもかなりの高額予想。
ちなみに私が入院した病室(個室)1泊700ドル、2日で1400ドルであった、はっきり言うと日本の個室の方がグレードは上である。
手術室なると、まだこれより高額であると予想される。
治療はいっぺんにやる。
通訳の人が言うには、これが
アメリカの常識らしい。
なんでも薬で眠らせ、知らない間に治療する事が。
ほっとくワケにもいかない治療はしたい、
しかし・・しかし。
私の脳裏にそんな事、小さい子供が耐える事が出来るのか?
でした。
準備が出来たら連絡すると言ってた歯医者それから音沙汰なし。
何べんかこちらからプッシュすると、
負担額とか、救急病院の部屋をとるのに手間がかかるとか、結局予定は来年の1月末を予定に進めるとの事。
おいおい、ワーワー騒いで、虫歯が沢山あるので手術といっときながら、
診断してから3ヶ月もかかるのかよ!!!
この時、私の
脳裏にあの時が蘇る。
そう、私が盲腸になった時を。
痛いので、近くの医院へ、
原因つかめず
痛がる私を尻目に今回出てくる救急病院へ行けと言う。
救急病院で、痛いので痛み止めを打ってくれと頼む。
いま在庫が切れてる、持って来てもらってるから1時間ほど待ってくれ。
(痛み止めを切らしている救急病院)
検査後、多分盲腸だろう、しかしここには治療する医者が居ない。
(治療する医者が居ないのに診察するな!)
大きい町の病院に行ってくれと。
初乗り10万円の救急車に無理やり乗さされ搬送。
しかし搬送されて一晩ほっとかれる。
(救急車の意味、未だ分からず)
退院後、この何の意味をもたない救急病院から、高額な慰謝料を請求される。
通訳の人は、これがアメリカの常識だからと言う。
この時から、私はこの近辺の医療施設に不信感を持つようになる。
なんか談合してないかい!
こんなおかしい地元の治療機関に、かわいい私の子供を預けて良いのか?
わらをも掴む思いで、インターネットで情報を探る。
近くにいい歯医者はないのか?
大きい都市にはある、しかし遠すぎる。
諦めかけたその時、一筋の光を見つけた。
私の住んでいる町から片道1時間の町に、日本人の歯医者が居るらしい。
しかもバイリンガルとか。
私の会社にその町の日本人学校に行ってる家族が数名いるので、
ねえ、あの町に日本人の歯医者が居るって聞いた事がある?
答えは誰も知らないでした。
普通ならここで断念するところだが、
ある人の誘いにのり、片道5時間以上の道のりを走り、その人の所へ押しかける。
多分みんカラ初であろうアメリカでオフするちょっとおかしいトラック乗りのロマン。
(今ではオフされてる方多数)
ちゃっかりアポをとり、今日その人の歯科に行ってきました。
その人に娘の状態を見てもらい相談しました。
すると、虫歯は多いけど、そんなに酷くないよ。
ここで治療出来るとの事。
えっ?そうなの。
アメリカの常識でいくと、最初に観てもらった歯医者と同じ見解かなと思ってました。
予想は見事に良い方向に裏切られました。
そして、その人はすぐ治療の内容と治療費を出してくれ、
保険の負担額、実費はこのくらいと詳しく説明してくれました。
しかも治療のやり方で費用が節約出来る事も。
なんと保険を使わない状態でも、例の歯医者が請求するであろう治療費より安い。
一通りの説明を受けた後、
子供の虫歯の中で今一番ひどい虫歯が心配なんです、いつ痛み出すか分からないのでと言うと、
それじゃ~これからこの虫歯を治療しましょうかと言われ。
お願いします。
子供は虫歯治療を嫌う、私の子供はどうなのだろうか、試してみる事に、
局部麻酔をし、テキパキと治療をされました、途中説明もしてくれました。
詰め物をするのはアシスタントの方(アメリカ人)がされました。
その後、チェックをされ、アシスタントの方にここが良いように出来てないよとやり直しさせたりしてました。
こういう光景はアメリカで見る事は出来ません。
ここでは人のしたことに注文をつけるなんて行為は侮辱にあたるからです。
でもそう思っていた私がアメリカの常識に囚われていたのかもしれません。
ダメなことはダメ。
これは大事なことです。
アメリカの常識というのは、他所の国の人が勝手にこじつけたもの。
アメリカに決まった常識なんてないようです。
アメリカで教わった常識、それは教えてくれた人が勝手に思ってる常識。
ホントの常識ではない。
なんにせよ、自分自ら動かないと本質は見えてこない。
なんて思う私は、ここアメリカは向いてないかも。(笑)
早く帰国しないと。(爆)
娘は「治療は痛く無かったよ」と、良かった歯医者嫌いにならなくて。
地元の歯医者、
もちろんキャンセルです。
もう行くことはないでしょう。(激爆)