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2012年12月03日

笹子トンネル事故は天井材の崩落だった

笹子トンネル事故は天井材の崩落だった 昨日、書いた時は、シールドが崩落したのか!異常事態だ!!と感じ書きましたが、
新聞の記事で確認すると、天井材の崩落でした。
ある意味、安心できましたが、悲惨な惨状であることは変わらず、
起きた事象の割りにお亡くなりになられた方々が少なかったことにも
ほっとしたのが・・・正直な私の気持ちです。
無念にお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。

改めて書きますが、週末夕刻の大渋滞中でなかった事に、安堵します。

私なりに原因を想像しましたが、地震の際に、大スパン建物の軽天(軽量鉄骨天井)が、
揺すられて崩落すると云う事象は、既に業界では以前から周知されて、
設計、工事に反映されていますが、
重さで落ちる可能性のある部位に、PCコンクリート版があり、しかもトンネル内という事に、
知って驚きました。

40年も前の考え方で、その時代としては一般的な条件の一つだったのでしょう。
天井内を風洞(換気ダクト)として利用されていたという条件らしいので、
車道空間との水平区画で、しかも耐火構造が条件だったのですかね・・・コンクリートを使ったと云う事は・・・



追記:当時の工法にシールドマシーンが無いかも。そうなると、物理的に余計アーチ部の頂点付近の構造体の躯体精度は、当時の施工技術を勘案すると、吊ピースに掛かる重量と部材の耐用に大きく影響があると考えてもおかしくないかと。

先のブログでも書いたが、難工事であったのは間違い無い様で、従事された方々の努力の結晶だと感じます。
ただ、その頃の人工物を耐震改修などで、現実に躯体を見ると、努力と躯体強度(躯体精度)は
まったく別で、とりあえず形(躯体を作って)にして、仕上げで蓋(ごまかす)するみたいな物が
多かったのは間違いない。
同じ技術屋として、見るに耐えない、その様に出来上がったプロセスが想像できない・・・
それと、笹子トンネルを結ぶのは、今のところ、時代しか有りませんが・・・

吊ピース(アンカー)部に躯体不良があれば、湧水に晒されている訳で、
鉄製のピースだった・・・腐りますね(耐用的に)
その前に、躯体が薄い(不良)だったら、重さに耐えれませんワナ

追記:しかし・・・外すことが簡単にできない天井内の、さらに5m以上上の取付状態の点検業務って
どうやって出来るのだろう???
早々の会見から、双眼鏡を使ってボルトを目視検査したといっていますが、
理にかなってませんね・・・
まてよ!仮ににも、4000m級のトンネルの天井内の@1.2mの吊ピースを確認したということであれば、記録が残っているはず。
仮説ではありますが・・・吊ピースのアンカーが朽ちて破断したのであれば、錆汁がこれでもかってコンクリートを伝って流れ出ていたはず。
その程度は、目視で十分判別できます。
記録してあるかな~

コレマタ妄想ですが、天井内を歩いていたら、まさかこの床が車道の上で吊ってあるものだと気が付かなかったのでは。
二層構造トンネルと感じたかもしれない。。。。。
ブログ一覧 | 建設 | ビジネス/学習
Posted at 2012/12/03 12:09:46

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この記事へのコメント

2012年12月3日 19:47
天井がPC版とは知りませんでした。

今回はPC版を吊ってる鉄骨が逝かれたのか?

接合部のどっちが逝ったのか又破損の原因とか興味おおありです


恵那山トンネルなど当時の施行が同じ工法とも聞いてますので
こちらは恐怖を感じます

しっかりとした対応を国交省は撮れるのでしょうか?
コメントへの返答
2012年12月3日 21:30
私も、今回の事象が無ければ、天井のあるトンネルがある事を一生知らずに過ごしていたでしょう(汗
想像では、吊ピースを固定しているアンカーボルトが劣化で切れたと感じます。

コレマタ妄想ですが、天井内を歩いていたら、まさかこの床が車道の上で吊ってあるものだと気が付かなかったのでは。
(二重構造トンネル)
2012年12月3日 20:45
はじめまして、自分の方に いいね ありがとうございます。
お話から察するに建設にお詳しい方ですね。

自分のブログに書いたのですが、こんな重い物を上から吊るしている構造というのはかつては一般的だったのでしょうか?
換気のためだということですが、地震があったらひとたまりもない気がするし、今回は地震ですらなく勝手に崩れたのですからあきれ果てています。

お金や手間は膨大にかかるだろうけど、こんなものはさっさと取り払ってくれ、というのがど素人の率直な思いです。
コメントへの返答
2012年12月3日 21:43
↑にも書きましたが、私も初めて知りましたが、全国に同じ構造のトンネルが数多くあるという所から、
当時、ある条件には、この設計だったのではと感じました。
(高低差が一直線で無い場合カモ)

土木の設計安全率は昔から高いと想像します。
コンクリートを使ったと云う事は、先にも書きましたが、法的な制約をクリアするには使わなくてはならなかった材料だと想像します。
なので、1.2mピッチでしっかりした鋼材を使用して、十分な計算で納めていると想像しますが、
吊元が切れれば、どうもこうもありません。
衝撃負荷が掛かって、連鎖破断したのではないでしょうか。

あくまでも、土木工事にも興味ある、建設屋の見解です。

今後は、全て取り外し、別な空気を流す仕組みを取る事になるでしょうね。
その間は通行止めになるので、物流障害が起きることでしょう。
全国的に。
2012年12月5日 1:24
貴重な見解、とても参考になりました。

ただ今回の事故は人災ではなかったのかと、非常に懐疑的な点があります。
それは長期的な定期点検においても、打音の検査をしていなかったという点と、同じ吊り天井の数多くのトンネルの中で、かなり前からこのトンネルの手前だけが一車線に規制され、トンネル内を出来るだけスムースに通す工夫がなされていたことです。
中日本の主張は日本坂トンネル火災事故を経て、渋滞を招くことのない工夫だとしていますが、ならば何故他の同構造のトンネル手前では、規制を引いていなかったのか??

かなり前に打音検査で異常を察知しながら、中央道を長期間止めての大々的な工事には、あまりに収益リスクが大き過ぎるので、今回の事故の危機リスクをある程度予測した上で、いざという時のためのリスクヘッジの一環として、トンネル内の収容台数の削減を狙った策に思えてなりません。
打音検査をしていなかったというのも、状況を認識した上での放置となると、重過失とされ大きな責任を追及されることへの、事後対応に過ぎないのではないか!?
という疑惑が浮かんでしまいます。(^^;;
コメントへの返答
2012年12月5日 12:07
打音検査は基本の基本ですが、判る事が大きい大切な維持管理項目です。

ただ、その場所が、天井裏で、作業車が届かない、人力の箇所で、
5mも上で、1.2m置きに3000本あると、
正直どうやって行うのか・・・一般人の考え方デス

吊鋼材にスカイブリッチを併設して、点検を行うべきだった。

入口の車線規制のお話、コレは私は深追いかと感じます。
ご存知の通り、中央道は高低差の激しい区間があり、それだけでも慢性化した渋滞の原因なのに、
一般的には、トンネル入り口でも減速渋滞、
そのトンネル内に高低差があれば、
より渋滞。
今回は後者に当たりますので、入口を絞って
早抜けさせる仕組みは理にかなっていると。

それでも週末の夜は、ぴたっと止る位、大渋滞します。

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何シテル?   08/12 13:50
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