
ロシアによるウクライナ侵攻が始まったときから、日本のメディアに度々現地レポートを配信してくれている、パルホメンコボグダンさんと、
お爺さん(ウクライナ元教育大臣)の発した『ウクライナの核兵器放棄は正しかった』という言葉を、
戦時のなか、色々な場所、色々な立場の方々へインタビューを重ねて、自ら答えを見つける日本人の様な思想の番組でした。
NHKは、政治的に、その発言の根拠を探るべく、元アメリカ合衆国国防長官ウィリアムペリーさんへの単独インタビューもしていた。
1991 ソ連邦が崩壊した。
ウクライナには、ソ連邦の軍隊、兵器が残った。
1994 ウクライナは『非核三原則』を掲げ、NPTに加盟。ブタベスト覚書に伴い、アメリカ·イギリス·ロシアによる安全保証を条件に、核兵器を順次手放した。
※1990年に南アフリカが核兵器の放棄を行っているが、
NATOとロシアの狭間に地理を有するウクライナが放棄したことは、中立平和主義に確たる想いを抱いていたことは間違いないと思う。
2000 ウラジミールプーチンが47歳の若さで大統領となり、当初はG8に参加し、核軍縮の流れを踏襲していました。
2008 ジョージブッシュ大統領が進める、NATOとの防衛ミサイル構想(MD)について、プーチンは『ロシアに対する、明らかな脅威と見なす』と発言。流れが変わり出しました。
NATOの東方進出も明らかになりました。
2014 条約を破り、プーチンがクルミア半島に侵攻し、あっといまに併合。
いま想えば、プーチンの『ソ連邦の始まりはウクライナ、祖国防衛』を鑑みると、
NATOに加盟(捕られる前に)される前に、守ろう(侵攻)!も、繋がらなくもないが、
あからさまに、地中海航路の確保、穀物資源の確保、原発技術の確保。
実際の行動も、これしかり。
ウクライナも解っていて、クルミア半島の奪還が真の目的と名言しています。
番組に戻り、色々な地域、色々な立場の方々に、危険をかえりみずインタビューを決行。
日本人の平和ボケが身に浸みて解ります。
Q:原爆が残っていたら、ロシアに侵攻されなかったと思いますか?
A:(全員)はい。
Q:原爆は必要ですか?
A:(ほぼ)要りません。
Q:どうしてそう思うのですか?
A:どこに向けて撃つのですか?何も失くなってしまうのですよ。
浸みます。
小学生も同じコメントです。
日本の小学生、云いますかね。
ウクライナ人は、頭脳明晰で、ロシア人と異なる文化思想を持っていると感じました。
国民として、平和を望んでいると。
小麦農家夫婦のコメントも浸みました。
『我々家族は1800年代から代々ここで小麦を育てている。ただそれをしたいだけだ。』
なんですかね、
昔の、よき時代の汚れてないない日本人の感性に近いなと。
国を守る、命を張る精神論も。
ますます応援したくなりました。
がんばれ!ウクライナ!!
ウィリアムペリーさん
いま改めて、ウクライナからの核兵器放棄は正しかったと思うか?と問われると、
当時は、核軍縮に向かって、本当に続くと思っていたと。
しかし、今は、そうならないと思っていると。
しかしながら、お爺さんのビデオ(『ウクライナの核兵器放棄は正しかった』)を見せられると、
生きておられるときに逢いたかったと。
核兵器は減らさなければならない。
威嚇に使ってはならない。
使ってはならない。
と、考えが変わりました。
そう、ロシアのプーチン、北朝鮮の金正恩の威嚇は許してはいけないのです。
第三次世界大戦は、起きてはならないのです。
それは、全てが無になってしまうから。
人類は、核兵器を放棄すれば、進化したと云うことになります。(生き残れる)
備忘録。
ゼレンスキー大統領は、身を粉にして、
国民を守るために、
支援を貰うために、
駆けずり回っています。
ただ、これは、安全を保証されているわけでなく、
明日殺されるかもしれないのです。
外国に出れば、そのまま移止まれば、いち人間として、長生き出来るかもしれないのに。
がんばれ!ウクライナ!!

Posted at 2023/05/22 18:35:24 | |
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