
4年以上前から行きたいと思い計画をするも、行けずに悶々としていた屋久島へ先週行ってきました。
シーズンオフとはいえ混むであろうと予想して、木・金と休みを取って自分の中でのメインの縄文杉を平日の金曜日に行き少しでも空いている状態で行こうと計画。
かなり久しぶりに乗る飛行機にワクワクしながら現地を目指しました。
屋久島は一月に35日雨が降るという例えがあるくらい雨が多いという事で、ゴアテックス製のレインウェア(去年購入)と防水のデジカメを準備。
ビニール製のレインウェアは中が蒸して汗だくになるのでレインウェアを羽織った状態で歩くのに不安はありましたが、ゴアテックス製は体から出た水蒸気を外に出すが雨水は中に入らない構造の為に蒸し暑さに苦しむことは少なかったように感じられ体力の消耗も少なく済む事が出来たように思います。
(涼しかったせいもあるかもしれないけど)
ちょっと高かったけれど、購入してよかったと思います。
【ウィルソン株】
中に写っている人の大きさを見るとわかると思いますが、かなりの切り株になります。
周囲の長さは14m程もあるとか。
豊臣秀吉が大阪城を作るために伐採させたとか諸説はあるようです。
中からは水が湧き出ていて、祠もあり神聖な空気を感じる事ができます。
中から見上げると空がハートに見える場所があります。
【縄文杉】
屋久島に自生する最大級の杉です。
途中にも立派な屋久杉がありますが、縄文杉は別格ですね。
長雨の中、6時間近くかけて歩いてきた疲れも吹き飛びました。
木の足元を歩くと根が弱り、木も弱ってしまうため現在は10m程離れたウッドデッキから見ることになります。
(二箇所あるうちの一箇所は頭上の枝が弱っているらしく落下の危険があるために一箇所からしか見れません)
【仙の家】
縄文杉コースから戻ってきた時に宿泊した宿です。
ここも楽しみにしていたところで、五右衛門風呂に入れるのと、屋久杉を使った箸作りを体験できる事もあり楽しみにしていました。
子供の頃に親父に教わりながら多少ノミを使った事がありますが、上手く行かずゆがんだ箸になりましたが(笑)
最初に選んだ木はあまりぱっとしませんでしたが、削っていくうちに年輪が綺麗に見えてきて最後の仕上げに茅を束ねた物で高速で磨くことにより樹脂が表面に出てきて良い感じにツヤが出ました。
世に一本しかない貴重な箸が出来上がり、これからの新しく始まる生活に花を添える形になります。
【いなか浜】
ウミガメが産卵に上陸するので有名で、ウミガメの産卵か孵化を見学するためNPO法人の一日ボランティアに参加するのを楽しみにしていましたが(今回の時期的には孵化)、台風の影響で巣がつぶれてしまい今年はもう実施しないとの事で次回に持ち越し。
ですが、浜を散歩すると小亀の新しい足跡が見れて無事に巣立っていっているようでした。
で、その浜で見かけたカニが面白い姿だったので頑張って撮影。
とにかく動きが早く、最初に見た時はカニが動いているとは思えず、何かが飛んでいると思うほどの早さでした。
【一奏体験ダイビング】
Cカードはあるけれど、同行者がライセンスはないので体験ダイビングをしましたが、綺麗な海で浜から見ているだけでも気持ちが良かったです。
体験で3日(4本)とライセンスを取るときの海洋実習2日(4本)潜りましたが、ようやく少し慣れたような気がします。
ハゼを撮るために精進していきます。
【白谷雲水峡】
もののけ姫の世界観をイメージする時に参考にしたと言われている森です。
屋久島じたいが雨が多いのでコケが多いけれど、ここは特にコケが多く感じられコケ好きな自分には楽しくて時間も忘れました。
マクロレンズを持って入っていったら朝から晩まで森の中にいるかもしれないな(笑)
一枚目の写真は倒れた木の幹の所から新しい杉の木が育ってきているところ。
こういう状態で新しい杉が育った後に、先に倒れていた木が完全に朽ち果てると空洞が出来ます。
屋久島には大木でも同じような事がおきており、人がくぐって通れる程の空間が生まれている杉も何本もあります。
縄文杉コースが11時間程、白谷雲水峡が5時間程歩きましたが、山というより森なので意外と苦もなく歩けました。
(二ヶ月ほど前から右膝が痛くなっていたので、そういう意味ではしんどかったけれど痛みがなければといういう意味で)
道に迷うこともないのでガイドは頼まずに行きましたが、途中で話しているのを聞いていると色々な歴史を話してくれるので、ガイドがいると要所で足を止めて説明を聞けたりするので体力がない人は休憩をしながら歩けて更にいいかも。
3泊4日で行きましたが満足できる旅行で、まだまだ現地にとどまりたいと思いながら岐路につきました。
白谷雲水峡の1枚のみCANON EOSS KISS7で、それ以外はオリンパスのTG-2です。
雨が多い土地なので防水デジカメは大活躍でした。