毎月の余りを貯金しようったってうまくいくわけないんですよ。
だから天引き貯蓄って方法があるわけです。
同様の考え方で,高い買い物をお金を貯めてしようと思ったってなかなか難しい。
だから小遣い前借りって方法があるわけです。
……はい,買いました,
レイブロス「カチカチ君」。
1セット(150個×2パック入),楽天で約\15,000でした。
木曜の深夜に発注して土曜日の朝に届くんだからすごいもんです。
中身はというとこんな感じ。
見た目はガチャ玉そのものです。
取り付けにあたっては,軍手・マイナスドライバー・プラハンマーを用意することを強くおすすめ。
公式は「厚みがあって入りづらければマイナスドライバーを」と書いてありましたが,
マイナスドライバー無しで行けたのは全体の1割弱という現実。
よっぽど薄い2枚打ち箇所でないと手では付けられませんので。
さて,まずはウェザーストリップ外し。
フロントドア開口は,まずこのトリムを,

外せばどうにかなります。

ここのトリムは外しても外さなくても。
リアドアは(それどころじゃなくて写真撮り忘れましたが)トリム全て外す必要あり。
リアフロアのトリム,クォーターのトリム,Bピラーのトリムを外してからウェザーストリップを取ります。
なお,Bピラートリムは外すのは簡単ですが戻すのは大変なので慎重に。
私は作業後に溜まった疲れに任せて力技で戻した結果,
下の方をぶっ壊しました((^^;
ウェザーストリップを剥いたら,カチカチ君を埋め込んでいきます。
このように,マイナスドライバーでカチカチ君の口を広げます。
(多分十徳ナイフ等のマイナスドライバーでないとやりづらいかと)
で,広げたままフランジ部にカチカチ君の口をあてがい,ネジ込みます。
……と簡単に書いていますが,コレが信じられないくらい高難易度の重労働。
ドライバーで口を広げつつ親指で押し込み,最後はハンマーでぶっ叩くのが手っ取り早いかと。
取り付け位置がずれたら,ドライバーとハンマーでノミ・カンナの容量でカンカンと。
ただし塗装には確実に傷が入りますので,そこは自己判断で。
取り付けるとこんな感じ。
今回は,アウター側から見える打点同士の中間に配置しました。
また,打点ピッチが25mm以下の部分(Aピラーのフロントガラス縁辺り等)は設置除外としています。
公式は満遍なくやれと書いてますが,そんなことしたら二度と親指が使えなくなること請け合い。
サイドドア4枚をやり終え,何故か70個近く余った……。
ので,残り物でテールゲート開口を補強。
こちらは多少念入りに高密度で配置しました。
最後の余りはフロントのアッパーフレーム(フードのヒンジが付いてる部分)のフランジへ。
ストラットアッパーと結合している部分なので,補強により操舵応答の向上を狙います。
まぁ,先週すでに接着剤を流し込んである場所なんで,ついでといえばついでですが。
という作業を,昨日今日かけて行いました。
昨日はサイドドア4枚だけでしたが,12:00から始めて(飯挟んだといえ)終わったのが18:30……。
テールゲートその他は,板組が比較的薄かったので今日やって1時間弱ぐらい。
もう右手の親指が1.2倍ぐらいに膨れ上がっています。
箸やペンを持つどころかクルマのキーもまともに捻れません。
が,その価値は十分にあるパーツでした。
もうクルマの落ち着き具合が別物で,乗り心地も操縦性も抜群に良くなってます。
ロール・ピッチ・バウンシングのいずれも,これまでより早くクルマが落ち着くようになりました。
多少路面が荒れても,車体はびくともせず,足がよく動くようになって収まりがいいです。
また,ステアリングを切れば切った分だけ曲がり,修正舵もほとんどいらなくなってます。
ステアリング反力・戻りのフィーリングも良くなったかな,すごく自然になってます。
おそらくは,以前につけたタワーバー等との相乗効果もあると思われます。
前と後ろそれぞれについて横剛性を上げたものを,今回前後に繋いだようなものですし。
全体としてものすごい安定・安心感で,どんな路面でも緊張せず走れるようになりました。
とりあえず,普通のコルトとVersion Rぐらいの差はあるんじゃないかな。
手間はちょっとどころじゃなくかかりますが,部品代は安価で効果は抜群。
根気と指の力に自信がある人は,今の車体に特に不満がなくてもやってみてはどうでしょう。
ダウンサスを入れたりハイグリップタイヤを履いたり,あるいは大人数乗車が多い場合など,
ボディに負荷がかかる使い方をしている人ほど効果を感じると思います。
いや~,いい仕事した~。
けどもう明日から仕事できる気がしない……指と腰が……orz
銭湯の炭酸泉で多少マシにはなったけど,指はまだまだパンパンだぜ。
これ,取り付け専用の工具も併売するべきじゃねぇかなぁ。
「マイナスドライバーで頑張ってね」じゃちょっと無責任すぎやしませんかね。
まぁ,じゃあどんな工具が?と言われても困るんだけど。
追記:術後の経過は
こちら