先日のレスポンスにこんな記事が出ていました。
燃費を気にするなら、スパークプラグは早めの交換が正解…NGKスパークプラグ
詳しくは読んでもらうとして,私が気になったのは記事の中盤。
簡単にかいつまんで説明すると,
・純正装着プラグが白金やイリジウムだからといって長持ちすると思ってはダメ。
・片貴金属タイプというものは火花が飛びやすいだけで寿命は普通のと一緒。
・特に軽自動車なんかでは片貴金属タイプを使っている場合が多い。
・ついでに軽自動車の場合は常用回転数が高めなので寿命も短くなる。
扱い上は普通車のミラージュですが,その実態はぶっちゃけ軽自動車に毛が生えたようなもの。
むしろ実用動力性能でいえば軽ターボ以下ですので,常用回転数はわりと高めです。
そう考えると,上記の軽自動車の条件にうちのミラージュも当てはまるんじゃないかと。
さらにうちのミラージュの場合,スポーツ走行に持って行ったりで普通より高回転まで使ってるし。
おまけに走行距離も,早くも35,000kmに到達しようかという状態。
両貴金属タイプでもそろそろ様子見が必要,それ以外ならいい加減換え時なんじゃなかろうか。
と思ってミラージュのプラグについて調べてみたら,電極はイリジウムとニッケルの組み合わせ。
ニッケルって少なくとも貴金属ではないよね?
NGKのサイトではニッケルプラグは一般扱いされているので,こりゃ片貴金属タイプか。
<4/3 訂正>
大嘘ぶっこきました。
よ~く調べたところ,ミラージュは中心極は上下ともしっかりイリジウムでした。
相変わらず三菱車の中ではびっくりするくらい真面目に作られてんな,ミラージュは。
↓で出てくるとおり,山道やスポーツ走行含めた35,000km走行にも関わらずほぼ減っていません。
おそらく一般的な走行をされている方なら150,000kmくらいは無交換で行けるでしょう。
早とちりで適当な情報載っけて申し訳ありませんでした。
(従い,この記事のカテゴリを「メンテナンス」から「チューニング考察」に変更しました)
というところまで考えて,今回交換を決意。
取り出してみて状態を見て……なんて面倒くさいことをする気にはなりませんでした。
それで換え時だったら,もう一回組み直して,買いに行って,またバラさないといけないし。
てか換え時かどうかなんて見て分かる自信ないし。
この程度の額なら,早めに交換してもデメリットは何もないですしね。
つーわけで,朝からはるばる名古屋へ買い物に出発。
毎度お馴染み(ブログ上はそうでもないか?)スーパーオートバックス ナゴヤベイで一式購入。
近所のオートバックスでもある可能性はありましたけど,こういう時は確実性優先。
プラグは,長持ちするやつ買っとけば後々楽だろ,てことでNGKのプレミアムRXを選択。
ルテニウムとかいう聞いたこともない素材を使ってる高級品です。
イリジウムと比べても燃費もパワーもアップするんだそうな。ほんまかいな。
2,400円/本(税別)……ネットだともう少し安い。
一緒にプラグレンチも購入,長い方がいいと思って買いましたが,これが後ほどアダに。

なお,プラグレンチでなくても作業はできますが,出来るだけプラグレンチをオススメ。
やはり専用工具だけあって色々配慮されています。サイズも紛らわしくないし。
最低でも磁石付きのロングソケットを使いましょう。でないとプライヤーが必要になります。
国産車はだいたい16mmソケットでいけるはずです。
家に戻り,早速作業開始。
エンジンルームを開けます。天気がいいので見やすい。
おかげで汚れも目立つ目立つ……orz。
まずは,エンジン上に乗っているインテーク類を外します。
ミラージュの場合は,計3本のネジで留まっています。うち一個は後方でかくれんぼ…。
10mmのソケットレンチで外れます。
取れました。
エアクリーナー部がK&Nオイルでぐちゃぐちゃだったので,水洗いして天日干しすることに。
オイルを塗りすぎたんかなぁ。次回は気をつけよう。
次にイグニッションコイルを外します。これも10mmソケットで外れた。
1ヶ所ずつやるか全部一斉に外すかはご自由に。
コイルが外れたら,穴にプラグレンチを差し込んでプラグを外します。
こっそりタワーバーを外しました。でないとレンチが入らなかったので…。
緩めるのにびっくりするくらい力が要りますが,臆せず行きましょう。パキっていうけど気にしない。
長いレンチを買ったせいでデッキガーニッシュのゴムと引っかかって回しにくい…。
プラグの摘出完了。
プラグレンチを使えば,こんな風にプラグを簡単に取り出すことができます。
状態判断できるほどプラグには詳しくないけど,意外と何事もなく正常か?
電極残量も全然減ってない気がする。
まぁ折角買っちまったわけだし,換えちゃいましょう。
レンチにプラグをはめて,あとは逆の手順で。

ここで注意点。
手応えをよく確認しながら締め込んでいくこと。
ネジ山が合っていないまま無理に締め上げるとエンジンがオシャカになります。
締め始める前に左右に軽く回してみて,カキっという手応えがある所を探しましょう。
それと,最後の締付けトルクですが,トルクレンチがない場合は箱側面のやり方で。
軽く回っていたレンチが急に進まなくなったところから,記載の回転数だけ回します。
まぁ大体どのプラグでも1/2回転ですけどね。
初めてでしたが,始めてから原状復帰するまで30分もかかりませんでした。
このミラージュで同じ作業をすることは,まぁせいぜいあと1回ですかね。
基本はどの車種でもそう変わりはないと思いますけど。
で,そのまま試運転に出てみましたが……まぁそんな劇的に変わった感じはないですね。
レスポンスの記事に脅されて交換に走りましたが,前のプラグもまだ使えそうでしたしね。
とはいうものの,気づいた点としてはいくつか一応。
アイドル振動がちょっと穏やかになったような気がします。カタカタが軽減されました。
あとは,大きな回転数変化に際しても駄々をこねなくなったように思います。
今までは早く深く踏み込むと出力の上下動を感じましたが,それがだいぶ収まったような。
副変速機が切り替わるタイミングでもギクシャクしにくくなっていますし。
全体的に加速時のクセが低減されて,アクセル操作がしやすくなったように感じます。
まぁ,気がする程度ですけどね。
換えてから30分くらいしか乗ってない(しかも渋滞)から,まだはっきりとは分かりません。
今日はもう出かける元気もないので,また来週チェックしようと思います。