いろいろな手違いがあって,主義に合わない月曜有給を取得したのです。
ちょうど妻も友人と遊びに行くということなので,ひとりで何処かに行こうとしたのです。
宿題消化も兼ねて東山動植物園で孤独のサファリpart2をしようとしたら……定休日だったのです。
しょうがないから大高のイオンで劇場版なのは(2回目)を見ようとしたら……激混みしてたのです。
結局,親子丼とすだちおろしうどんだけ食べて帰ってきたのです……。
というわけで新型スイフトスポーツの話です。
ただの書き溜めネタ消化です。
今年9月にフランクフルトショーでワールドプレミア,ということだけが現状の確定情報。
諸々のスペックは一切公表されていないので,各所で予想合戦がひっそり行われております。
一番多く話題に上っているのが,新型のパワートレインについて。
現行は1.6L NAですが,そのままなのか,あるいは変わるのか。
今のところ1.4ターボ(エスクードとかに載ったやつ)ではないかというのが有力となっています。
3気筒じゃないのが惜しいですが,この1.4ターボはトルク特性に優れたいいエンジンのようです。
レギュラー仕様でも136馬力で現行と同等なので,ハイオク仕様の専用チューンとなれば更に上。
大幅に軽量化された新開発プラットフォームと組み合わせれば,速いクルマ間違いなしです。
確かに,現行からの商品力アップを考えれば,このユニットへの換装は妥当な選択でしょう。
ただ,これまでスイフトスポーツで「戦ってきた」人たちにとってはどうでしょう。
1.4ターボとなれば,もうこれまでと同じクラスにいることは出来ません。
1,600cc未満で王者だったのが,これからは1,600cc以上クラスの下っ端として出直すわけです。
86/BRZにNDロードスターRF,時にはシビックRが出てくるようなクラスです。
エンジンいじりが基本許されず,時にリストリクタが付けられる1.4ターボの競争力はいかほどか。
換算排気量2.4Lに相当するだけの性能があるとは思えませんが……。
(ぼちぼち1.7もかけるのやめねぇか? 1.4くらいが妥当だろ)
とはいえ,エンジンの性能差が勝敗を分かつ絶対条件ではありません。
サーキットならまだしも,ジムカーナやダートトライアルでは大した差ではありません。
まして新型スイフトスポーツには,軽さという,これまた動かしがたい優位があります。
これらのカテゴリでは,仮にPN2や3に出ても存在感を発揮できるのではないかと思います。
が,しかし。
唯一,スイスポ離れが急激に進みそうなカテゴリがありました。
現状でスイフトスポーツがもっとも輝いているのではないかと思うカテゴリ。
はい,こちら,全日本ラリーのクラス分け表です。
お分かりいただけるでしょうか。
1.4ターボの換算排気量は2.380cc。
JN1から外れるのはまだしも,
JN2にすら居場所がないという誤算。
スイフトスポーツがエントリークラスから外れるのはいかがなものかと。
かといって,魔改造クラスのJN5に出るには排気量不足という,まさに帯短襷長。
出れるとしたらJN4……いや,まぁ,何年か前までJN4だった気もするけどさぁ。
勝手なイメージですが,スイフトスポーツといえばPN車両だと思うんですよ。
素でよく出来たクルマこそ,自信を持ってPN車両として戦うべきというのが私の考え。
車体やエンジンに手を入れられるなら,多少ベースが適当でもどうにかなりますからねぇ。
まして市販車としての仕上がりの差がモロに出るRPN車両であれば尚更出るべきだと思うのに。
そこにスイフトスポーツが出てこれないのはちょっと……。
まぁ,でもこれはあくまで今年のクラス分けですからね。
どう頑張っても今年のシーズン中に新型スイフトスポーツが市販されるとは思えませんし。
来年になってJN2の排気量上限が改められる可能性もないではないです。
それにともなって参加可能車種の幅が広がるなら,それはそれで面白いと思います。
あともうひとつの可能性。
1.4ターボ+ハイブリッドという……まぁないとは思いますがあったらクレイジーな組み合わせとか。
多分,やっても現行より軽量なクルマに仕上がるんじゃないかと思うんですよ。
そこにハイブリッドと高回転寄りターボのセットとか,なかなか面白いクルマになりそうですが。
これならAE車両扱いされて,従来通りのクラスに出られる可能性がなくもない?
さすがに他のJN1からクレーム出ますかね? でもAE車両ってそういうことよね?
理屈の上ではNSXが出られるクラスだと思ってたんだけど……そこんとこどうなんだろ。
ま,結局は1.4ターボか1.6NAのどっちかだと思いますけどね。
ビールでも飲みながら続報を待ちましょ。