びふぉ~。
あふた~。
全然わからん。
せめてアングルを揃えろと……いや揃えたつもりだったんだけど。
本当はカメラを三脚固定するつもりが,忘れたことに気づきつつ作業を強行した結果がコレ。
そんな感じで,後ろの車高を上げてみました。
ミラージュは,フロントのロアアームは人が乗っても下反角がついているんですが,問題はリア。
1G空車状態でも上反角。人が乗ったらなおさら。なぜだ,設計者が違うのか?
窪みに落ち込んだ時などに後ろの沈み込み感が気になっていたのは,おそらくこれが原因。
※下反角の話は,國政氏のブログや本,またはWebCGの森慶太氏執筆の記事を読んでくれい。
詳しく書くほど今日はもう元気がない。これ書いたら寝る。
とりあえず,私1名乗車の状態だけでもなんとかしたい,いや多少でもいいから上げたい。
ということで色々考えたのですが……どれもイマイチ。
・車高調(LARGUS)
→かえって落ちる(バネ・ダンパー別体の宿命か)。
・車高調のアダプター(LARGUS)だけ流用して嵩上げ
→径が合わない(いいアイデアだと思ったのだが)。
・米国仕様(車高アップされてる)のバネを流用
→安全確実だけど入手性に問題が……それに今のバネを捨てるのもなぁ。
で,至った結論がコレ。
中国製丸出しのうっさんくっせーパッケージにちょっとビビる……。
本来はダウンスプリングの車高上げをするためのラバースペーサーです。
これで粉飾して通るような車検制度で本当にいいのだろうか。閑話休題。
まぁサイズさえ合わせれば純正バネでも使えるでしょうということでお試し。
所詮2,400円だし,ダメでも大して痛くはない。
やはりこの手のラバー素材部品で一番気になるのが耐久性です。
基本的に一時しのぎ用途で使われるスペーサーですからねぇ。どこまで考えられているのか。
焼け石に水かもしれませんが,ラバープロテクタントを吹いておきました。
とりあえずジャッキアップ。牽引フックを押し上げてギリギリでした。
(作業記録だとナンバー隠しが雑になるw)
びよ~んと伸び切った状態。
この状態での線間距離に対して適度なサイズのスペーサーを選びます。
ミラージュの場合は35mmがジャスト。それ以下だと車高は上がらず,以上だとハマりません。
なお,35mmのやつだと外径が140mmもあるので,ミラージュには明らかにオーバーサイズ。
よって,ちょん切って調整してやります。
バネのワイヤー1周分の長さを何らかの手段で測って,それに合わせて切断。
ここではタイラップをあてがってみてなんとなく計測しています。
はいバサーッ。目分量の割に正確なサイズでした。
で,コイツをバネの間に詰め込んでいくのですが……これが尋常でなく硬い。
どう考えても無加工では入りません。ということで最終的にはこうなった。
タイヤを外して側面からアプローチ。でないと姿勢が悪くて力が入りません。
そして,スペーサーの溝の内側の縁を全周カット。これでもまだ引っかかる。
最後は十徳ナイフの工具を各種使って無理やり押し込む。
ここまでやってようやく入りました。想定外の重労働に心が折れかけました。
ついでに手を何箇所か切りました。ちゃんとした工具と軍手の大切さが分かります。
最後に,脱落防止のため,タイラップでバネと固定します。
ちゃんとタイラップを通すための穴が開いているあたりは考えられているなと思います。
そして,全てが終わったあとに,尺で車高計測していないことに気づきました。
巻き尺まで用意して臨んだのにねぇ。やはり最近ボーっとしているな。
冒頭の写真を用いた目視ベースでの計測では,だいたい10mmくらいは上がっている模様。
これでも1G空車でようやく水平かどうかというところ。これ以上私にどうしろと言うのですか 。
さて,これだけ頑張った結果がどうだったかというと……
全然わからん。
一応,作業前に試走して感じを確かめてはあったのですが,重労働すぎて忘れてしまいました。
併せて車載も撮っていたつもりだったのが,MF位置がおかしくなっててピンぼけで使用不可。
G-Bowlだけは計測してあったものの,データ補間くらいのつもりだったから見てもよく分からず。
……この雑さ,仕事だったらぶっ飛ばされてたぞ。
まぁでも,そんな盛大に何か変わってるわけではないと思います。
どこのギャップや窪みを駆け抜けても「お!?」と思うこともありませんでしたし。
てか,結局上反角に変わりはないんだから,そんな変わるわけはないよね~。
少なくとも「悪くなった」と感じる部分はなかったので,そこは一安心です。
とりあえず,もう少し疲れていない時に再度乗って確かめてはみるけど。
さて……次の手を考えようか。
もうダンパー変えて減衰上げた方が手っ取り早い気がしてきた。