はい,
1年ぶりのホタル狩りです。
去年は思いつきと付け焼き刃の装備で乗り込んだ結果,ひどい仕上がりになったからな。
今年は飛翔状況を毎日確認し,一脚と,WiFiリモート撮影用のiPodを準備。
現像ソフトも新しくなっているし,極めつけは去年時点ではなかった比較明合成ソフト。
もう盤石です。
唯一ミスったのは服装だけだな。
会社を定時で引けて,全速力でチャリこいで,家でポテチ食ってから即出発。
「夜は冷えるから着替えよう」なんて発想は欠片もなく,半袖ポロシャツで出かける暴挙に。
ちなみに,気温だけでなく風速もなかなかのもんでした。
現地到着はこのぐらいの時間帯。日没前です。
そのまま去年と同じポイントまで移動。行ってみたら私が一番乗りでした。
他の人たちはだいたい駐車エリア周辺でダラダラ待機。
……多分あの辺ではそんなに見れなかったんじゃないかな。
そして,撮影ポイントで待機。
カメラの方向と角度を調整し,ホタルが飛び始めるまで状態を維持します。
先に,比較明合成の背景用の写真を撮影。この景色が気に入ったもので。
駄菓子菓子。
残念ながら,周りが飛び始める時間になっても,こっち方向はほとんど飛んでくれませんでした。
強風が減速なしで侵入してくるゾーンだったためか,飛翔に適さなかったものと思われます。
橋の上に三脚構えてた人たちは何か撮れたのだろうか。
で,背後では元気に飛んでいたので,慌てて180°方向転換。
もはや暗すぎてピント合わせもできませんが,そのあたりはもう勘で。
とりあえず,30秒露光の1枚撮りでこんな感じになるくらいは飛んでました。
悪くないですが,ちょっと寂しいのであと2枚重ねてみる。
そのままポイントは動かず,角度や露出だけを少しずつ変えて撮影続行。
10枚重ね。風のせいか1箇所に固まりがちですね。
と思ったらこんなのが撮れるくらいドバっと飛ぶことも。これ合成なしなんだぜ。
かと思うとひたすら草むらにじっとしているだけの写真が取れたり,当たりハズレですね。
上の2枚を含めた約20枚の連続撮影の中から厳選して重ねてみる。

もうちょいかな?
過ぎたるは猶及ばざるが如し。全部重ねりゃいいってもんじゃあない。
ところで,今回はどういうわけかホタルがこちらに寄ってくることが多く。
1回すごかったのは私のカメラに止まったこと。シャッターの微振動で逃げましたが。
その時のかは分かりませんが,距離感的にはこんなレベル。
気づかないうちにISOが80にリセットされていたものの,かえって現像しやすかった。
右上隅に星の軌跡が偶然映り込んでてラッキー。
こんな感じで,だいたい川面に2時間ぐらい居座ってました。
9時頃にはホタルたちが草むらで落ち着き始めたので,終わったと判断し撤収。
クルマまで戻る道中でも飛んでいる姿を見かけなかったし,本当に店じまいだったようです。
帰り際の駐車エリアのアナウンスでも,強風のため飛翔はまばらだったと言っておりました。
その中ではまぁまぁいいのが撮れたんじゃないでしょうか。
とっとと現地に行って待ち構える。孫子の兵法が役に立ちましたね。
多分見頃は今週末~来週末(運良くて)ぐらいだと思います。
行かれる際は寒くない格好で,風の強くない日を選ぶといいと思います。
あ,合成前のも含めて,写真は
フォトアルバムに置いときますね。
適当に比較明合成の練習にでもご利用ください。
え,比較明合成に練習が要るのかって?
選別の練習ですよ。どれとどれを重ねたらいいかの見極めの。
最後に。
本当は,冒頭の写真を背景にしてこんな画が撮りたかった。
「こんなの比較明合成じゃないわ。ただのコラよ!」
思ったよりはナチュラルな仕上がりだけど,どうもそこかしこに違和感がありますね。
ホタル溜まりの薄明かりの色が合ってなかったり,お空にホタルが止まってたり。
さすがに「これ地形に引っかかってるだろ」なのは重ねなかったのは良心。
また来年,撮れたらいいなぁ。