私の記憶にある原風景。
名前は確かこんな感じだった,苗字が日本名だったと思う。
絵の雰囲気もおそらくこんな感じ。
古い記憶なのと,たまにこんな風景を夢に見たのでごっちゃになっているが……。
幼少期に行った展覧会か何かで見たオオカミの絵。
そのどこか寂しく物悲しくも孤高な雰囲気を,子供心にとても美しいと思った。
その人の絵を見たのは本当にその時だけで,当時はネットもないから家でも探すこともなく。
やがて,絵のイメージはクリスチャン・ラッセンの作品と渾然一体となり。
そのまま記憶の奥底に仕舞い込まれていった。
全く唐突に,その絵をまた見たくなった。
漠然としたイメージだけを頼りに数日間記憶を漁り,ネットを巡り。
昨日仕事中に(ぉ)ポーンと名前を思いだして今に至る。
なぜ,今になってこんな記憶が蘇ってきたのか。
最近色々と退行気味な自分に恐れを抱いていたところだから少し不安だ。
過去の記憶を思い出してホッとするのは不安で疲れている証拠だと聞いたことがあるし。
原因が複数思い当たる辺りがなんか嫌だ。
でも,私が子供の頃に見た絵の人が,今もまだ同じ雰囲気の絵を書き続けている。
そのことが,なんとなく嬉しい。
今の仕事,もう少し頑張ってみようか。
Posted at 2016/04/29 08:50:45 | |
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