納車されて割とすぐに気づいたA05Aの重大な欠点。
それは,
フロントガラスの異常な曇り。
どのぐらい酷かったかというと,雨の日,クルマに乗って2分保たないレベル。
FTOも大概だったけどここまで酷くはなかったぞ……。
思うに,室内が狭い車に私みたいな体温高め・汗っかき気味の人間が乗ると,
車内の結露限界に早く達してしまうんじゃないかと。
ともかく,ここまでの症状ではないにしろ,フロントガラスの曇りに悩む人は多いはず。
まずは,詳しくない人のために窓が曇る原理を説明しましょう。
根本的な原因は窓の表面の汚れ。
汚れといっても目に見えるレベルではなく,触ってもわからないような細かい物質です。
例を挙げれば,ホコリ,タバコのヤニ,排ガス,汗の含有物,油脂などなど。
そのような状態で,車内の湿度が高まり,外気との温度差が出てきてしまうと,
上記のような物質を核にして微細な結露が発生してしまいます。
これが窓が曇る一般的な原因です。
一般的に言われている対策としては,
①A/C使用
②暖房使用
③曇りどめスプレー(代表例:クリンビュー)
④曇ったら拭く(ぇ
などがあると思いますが,それぞれ欠点もあります。
①のA/Cは,燃費が悪くなる,加速しない,ドライバビリティが悪い,など。
特にA05AみたいなパワーのないCVT車は露骨にこれらのネガが出ますね。
なので,基本的に私はA/Cは停車中だけかけて曇りを取り,発進前には切っています。
②の暖房は,走り始めは使えない,暑い,曇りが取れるのが遅い,逆に曇る時がある,など。
特に最後が微妙なところで,中途半端な温度だとかえって濃密に曇る時があるので注意。
といってフルパワーでかけると水温がガンガン下がっていくのでちょっと怖い。
③の曇りどめスプレーは,ものにもよるが実は意外と効果がないことが多い。
うちもちょっと前までクリンビューを使って窓の内側を拭いてはみたのですが,
結果としては
拭いてるそばから曇るという笑える自体に。
……まぁ,5年前に買ったスプレーなんだけどさぁ。
根本解決としては,本来なら③の曇りどめスプレーが正解だと思います。
窓が汚れてさえいなければ基本的には曇らないはずですからね。
今回私のクルマがクリンビューで解決しなかった原因をちょっと考えてみると,
クリンビューの洗浄効果が弱いor経年で弱まった,またはガラスの汚れが酷すぎる,のいずれか。
……で,
たまたま倉庫を漁っていたらいいものを見つけたんですよ。
それは
コレ
一般的にはパーツクリーナーやブレーキクリーナーと呼ばれる整備用ケミカルです。
基本用途は名前の通り,ブレーキ関係など強烈に汚れる部品の分解整備時の洗浄用。
クルマいじりしたことない人はピンと来ないと思いますが,油汚れに対しては呆れる洗浄力です。
曇りの根本原因はガラスの汚れ,それも基本的には油系の汚れである,とするなら,
その類いに対する洗浄力でいったら最強レベルのコイツならあるいは。
と思って,日曜日にコイツで窓を一通り拭きあげてみました。
やり方は簡単。
キッチンペーパーまたはマイクロファイバータオルを準備。
タオルにパーツクリーナーをたっぷり(拭いたら窓にクリーナー液が残るくらい)吹き付け,
液が乾かないうちに窓を徹底的に拭く(乾いたと思ったら適宜吹き付ける)。
これだけ。
パーツクリーナーは揮発性が高く速効で乾くので乾拭きは不要。
注意点は,中毒しないよう作業中はドアを開けて換気を良くしておくことと,
トリムやインパネに液が垂れないようにすること(私は気にしませんが)。
んで,今日はちょうどよく会社帰りのタイミングで雨。
期待半分で乗り込み,エンジンを掛け,発進。
すっげぇ全然曇らねぇ!!!アヒャヒャヒャヒャ ヘ(゚∀゚ヘ)(ノ゚∀゚)ノ ヒャヒャヒャヒャ
結局,家に帰るまで暖房もエアコンも必要なく視界は良好そのもの。
(まぁ拭き残しが発覚してそこは曇りましたがご愛嬌)
というわけで,窓の曇りにお悩みの皆さん。
パーツクリーナー,マジオススメ。
カー用品店やホームセンターでも普通に売っていますよ。
これから秋雨の季節,ぜひお試しあれ。