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2015年07月18日 イイね!

タイヤを交換するということ

先日,タイヤを交換したと報告した。

交換品にはMICHELINのENERGY SAVER+(以下ES+)を選んだわけだが,
実はそのまま純正品にしようかとも少し考えはしたのだった。




さて,皆さんはタイヤ選びをどのような基準で行っているだろう?


グリップ? 乗り心地? 静粛性? 燃費? ライフ?
メーカーもしくは銘柄で選ぶ?
もう安けりゃなんでもいい? 新品じゃなくても?
とりあえず今履いてるのと同じやつ?(←ずっとこれを繰り返すと純正を履き続けることになる)


まぁ,この辺は人それぞれの哲学があるだろうからどれが正解でもないのだろうが。

ただ,敢えて厳しいことを言わせてもらうなら,程度問題ではあるが,
「安けりゃなんでもいい」人は是非ともクルマに乗らないでほしいと思う。

実際,友人の1人にもその類いのやつがいて,
車検を前に素性のしれないクッソ安い中古インドネシアタイヤを買っていた。
そして,今も平然とそれを履いている。
とりあえずそいつの車にだけは乗らないことにしている。




ともかく。

タイヤとは,クルマの中で路面と接する唯一の部品であり,
「止まる・曲がる・加速する」全てに関係するもっとも重要な部品である。

しかし,「止まる・曲がる・加速する」を突き詰めればいいだけの単純なものでもなく,
乗り心地とか,静粛性とか,ライフとか,燃費とか,とにかくいろいろな要素を求められる。
そしてその中には,本質的に「走る・曲がる・止まる」と相反するものが多く含まれている。


畢竟,タイヤを選ぶということは,
「走行性能」と「快適性能」と「経済性能」を天秤にかけることに他ならない。


そして,この天秤がけの難しいところは,
買ってみないとそのタイヤの性能はわからないということだ。

「ネットでも何でも使用者レビューがあるじゃん」と思われた方もいるだろう。
タイヤというのは,クルマの部品の中でも特に使い方に依存するものなのだ。
ECOPIAを7,000kmちょっとで坊主にした私がいい例だろう。
使い方次第ではこういうこともありますよという悪い(?)見本だ。

自分じゃない他人が,自分のと違う車種に,違うサイズのタイヤを履かせ,
そして自分とは全く違う環境で車を走らせた,使用者レビューはその感想文だ。
本格スポーツタイヤをプロドライバーが履き比べた結果であるならまだしも,
スポーツドライブのスの字も興味ない一般人がした普通のタイヤのレビューが参考になるのか。

また,よしんばその評価が妥当であったとしても,
それを鵜呑みにして履いてみたら「なんか違う」ということも少なくない。
レビューに書いてなかったネガが気になるかもしれないし,
いいとは言われていたけど自分の好みに合わないかもしれない。


タイヤ選びとはお見合いと似ているような気がする。
不安を抱きつつも選択したら,不満があっても添い遂げなくてはならない。
……さすがに例えが不適切か。
それくらい,普通のタイヤを選ぶのは難しいということだ。


結局は,メーカーの名前を見て,カタログの説明を読んで,
トータルでどの程度信用できたか,が決め手になるような気もする。

その他に信用できる評価基準は「価格」かもしれない。
同じメーカーのエコタイヤ同士なら,値段が高い方が基本的には優秀だ。
メーカー同士となってくると微妙だが,そこはその他の要素も含め総合的に判断したい。



ちなみに,スポーツドライブのためにガチのタイヤを選ぶ場合は,実はそう難しくもない。
走行会に出向いて,いろんな人にインタビューし,可能なら同乗させてもらえばいい。
あとは家に帰って価格.comで検索し,財布と相談して最終決定するだけだ。
閑話休題。







では,私のタイヤ哲学を説明しておこう。

私のタイヤ選びの要綱は
 ①とりあえずMICHELIN
 ②ハイグリップラジアルはDUNLOP(グリップの仕方が性に合っているし,BS・YKより安い)
の2点だったが,最近になって
 ③純正もなかなかイイじゃない
が加わった。


よっぽど本気で走ることを想定した場合は別だが,
基本的に私はMICHELINタイヤを崇拝し愛用している。
(というかPIROT SUPER SPORTのサイズがあればガチ走行でもMICHELINにするが)

理由としては,MICHELINのタイヤづくりに関する思想だ。

ハイパフォーマンスタイヤでも乗り心地と燃費を諦めない,
エコタイヤだからといって走行性能・安全性をないがしろにしない,
当然といえば当然のことだが,ちゃんとやっているタイヤメーカーは意外に少ない。

MICHELINは,どのタイヤも「守るべき最低限の性能」を保って開発しているように思う。
その最低限が低けりゃ話にならないが,半分くらいのユーザーは満足させられるレベルだろうか。
そう考え,エコタイヤでも求める性能を得られるだろうと思い,今回もMICHELINを選択した。


結果は……当然,満足だ。
約1,000kmほど走り,だいぶホイールとも馴染んできたようで,
とりあえず文句を言いたくなるようなことは今はない。
(付けた当初はなんか微妙にフラフラしたけどな!)






ただ,同時に理解したこともある。

純正タイヤの凄さだ。

今回は純正がエコタイヤだったわけだが,
いやむしろエコタイヤだったからこそ実感したのだと思うが,
メーカー純正のタイヤというのは市販のリプレイス品とは別物だ。

銘柄は同じでも,汎用として作られているリプレイスタイヤとは違い,
純正タイヤはその車種専用に目に見えないほどの細かい調整がなされている。
そこに「エコタイヤだから」という甘えはなく,操安も静粛性も驚くほど追求されている。

いうなれば,その他の部位がノーマルもしくはそれに近い状態であるならば,
クルマは純正タイヤを履いた状態でこそ最良のバランスを引き出せるということだ。




このことを踏まえて言おう。

クルマに対する知識や興味が薄い人は,
買った当初の状態にこれといって不満がないのであれば,
素直に純正タイヤを繰り返し履きなさい。

当然,市販タイヤよりは値が張るだろう。
安売りのアジアンタイヤと比べたら倍ぐらいするかもしれない。
だがそれは,無知なあなたの安全を担保する保険金だと思えないだろうか。

純正タイヤから汎用タイヤに交換するということは,
車体がノーマルであるなら,メーカーが作ったベストバランスを崩すことでもある。

無論,ベストバランスを崩したからといってすぐに死ぬことはないだろう。
あくまでリスクマネジメントとしての話だ。
その観点から言えば,無知のユーザーでも安心して使えるようにと,
メーカーが作ったノーマルの性能には少なくともリスクはないのだ。

そのことを念頭に,各自の哲学に従って換えるというなら一向に構わない。
純正タイヤのこの部分が気に入らない,とか,
燃費とか気にしないからハイグリップなのが欲しい,とか,
この銘柄気に入らない――メーカーとか国は言わないが――とかでもいい。
(ちなみに「なんで国産じゃなくてN○X○Nなんだよ(怒」とクレームした人が実際にいたそうだ)

「走行性能」と「快適性能」と「経済性能」を天秤にかけた上での選択なら,それは是だ。



別にクルマにもタイヤにも興味がないし走ればいいから,
とりあえず安売りしてる半島タイヤとか中古タイヤでいいや,
みたいな思想は個人的にはいただけない。


タイヤにかける金をわずかばかりケチった結果,
デメリットを被るのはあなただけではない。

あなたのクルマに同乗している家族・友人
あなたの周りを走る多くのクルマのドライバー,
高速道路なら,遥か後ろを走る何十何百というクルマ,
そういう人たちの安全や時間を脅かすことになる可能性を考えてみて欲しい。

クルマの基本は「知識と技術の不足は金でどうにかする」だと思う。
そしてタイヤの世界のユーザーサイドに,知識と技術の充足はない。
金をかけるより他はないのだ。




























ところで,


新型ミラージュの1.2L仕様って,POTENZA履いてたんだな!
似合わねぇもん履いてんな。
てかそれで免税レベルの燃費とかどうなってんだ。


RE050AっていうとおよそPS3ぐらいのスペックだろうか。
とはいえ軽量級のクルマなら十分な性能だよね。


遊び用にホイールと1セット買ってみようか,どうしようか……。

値段も問題だけど,ディーラーに供給を全て依存するってのがちょっとな~。
ディーラーの工賃が嫌で純正ECOPIAを選ばなかったところあるからな~(ぉ

今度試乗させてもらって考えてみるか。
Posted at 2015/07/19 01:12:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | [日記]チューニング考察 | クルマ

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「ノーブレーキどころかフル加速で信号無視して側突はさすがに草も生えない。どこを見ていたというのか。」
何シテル?   08/28 21:29
人生うまく行かないことばかり。 エコカーで非エコ運動して鬱憤発散。 GANREFはじめました https://ganref.jp/m/h-kata_l...
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