不定期な休日に多種多様な講習等を詰め込み過ぎて、ちょっと夏バテ気味。そんな中「世界で一番楽」と言う噂の「第3種放射線取扱主任講習」に参加してきました。
2日間の講習ですが丸1日座学を受け、2日目の午前に実際の放射性同位元素(ラジオ・アイソトープ)を用いた放射線計測を体験し、午後の最後に修了試験に合格すれば資格をもらえます。
「簡単な修了試験」を受けるはずでしたが、1日目の体調が最悪。昼頃から熱が出て講習の内容をほとんど聞いてませんでした。心の中で「早く終わってくれ~」と願うだけの苦しく長い時間が流れるだけの半日を過ごしました。
家に帰ってすぐ寝てしまいましたが、2日で終わる講習のためそのままでいるわけにも行きません。日付が変わる頃に起き出して、聞いていなかった講習部分の教程を読み返しまが、「グレイ」「シーベルト」とどこかで聞いたことがあるような気はしますが、「確定的影響?」「確率的影響?」内容が難しすぎて良く判りません。頭痛い。諦めて寝よう。
2日目は何とか熱は下がり、偏頭痛を痛み止めで押さえ込みながら実習に参加します。胸に「線量計」を胸に付け、俗に言うガイガーカウンター等で放射線量を計測します。放射線と言っても数値が振れるだけで、何も見えないから実感無いな・・・・そんな感じの実習でした。
この講習で得た有力情報です。昔から「マントル(キャンプ用オイルランプ用のほや)」からは放射能が出ていてエアクリーナーに付けると燃費が良くなる」という言う噂がささやかれていましたが、答えを知ってしまいました。答えは「マントルには放射性物質が練り込まれている」が正解でした。サーベイメータ(表面汚染検査計)で計測しましたが、空気中のダストが0.23ベクレル、試薬(塩カル)が2.0ベクレルなのに対して35ベクレル/cm2と断トツの放出量でした。
教官のお話では、ある放射性鉱物(物質名もお聞きしましたが自粛)が練り込まれていて、それをバーナーで加熱することで放射線が放出され、赤い炎の光が白く見えるようになるということのようです。(鉱物不使用な「対作品」に切り替わっている物もあるようです)
放出される放射線は紙一枚で遮断できるような物なので、害は無いそうです。それよりも怖い話が・・・・・。規制値以下の放射線放出量なの制限もありませんが、使い終わったホヤを気軽に捨てていくことが多いので、実はキャンプ場などは線量が高いことが多いらしいです。粉を吸い込んだら内部被爆になるし、知らないって怖いですね。
効果があるか無いかは判りませんが、「放射性の鉱物を含んでいる」ことは確かとなりました。「マントルでエンジンを元気に出来るか否か」を実験される場合には上記のことを理解され自己責任でお願いします。
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2012/09/12 14:30:17