まぁ毎度のことなのですが,年末年始に行った上海は今回も完全な個人手配旅行.加えて今回は杭州湾跨海大桥 (杭州湾海上大橋) と东海大桥 (東海大橋) とを渡るという私の趣味の目的達成がメインでしたので,付き合ってらんねぇよという妻と別行動する可能性が十分にありました.携帯電話の便利さにどっぷりと浸かった生活を毎日送っていると,そうしたときに連絡が取れないのはちょっと心配です.ましてや最近は,家族間通話が無料になったので,ショッピングモールへ家族で買い物に行ったときなんかでもちょっと別行動しては「今どこにいる?」という電話を互いにしょっちゅうしています.海外の知らない土地であれば,気をつけていてもはぐれてしまうこともあるかも知れませんし余計に心配です.
SIM はコンビニなどどこでも買えるとのことなので,今回は国内では買わず,ホテルの裏手で見つけたタバコ屋で購入しました.初め,\75 が通話に使えるチャージだという説明が判らず売り値だと勘違いして,\100 と聞いていたのに安いなと思ったのですが実は販売価格が \120 で,\75 分の初期残高があるということが判明.元もと \100 のものでしょと値切ってみたけれど \120 以下にはならないということでその値段で買いました.もしかすると,中国移动の営業所などでは \100 で買えたのかも知れません.
そのタバコ屋のすぐ近くに,携帯電話屋がたくさん入ったビルがありました.3 階までが店舗で,1 階はほとんどが携帯電話屋です (ちなみに,昨日紹介したメイド喫茶はこのビルの 2 階で発見しました).
プリペイド SIM の小袋の中身はこうなっています.SIM カードがついたカードと暗証番号が書かれた紙のカード,約款,そしてサービス案内がなぜか同じものが 2 枚入っていました.
ちなみに,今回使ったこの「神州行」というプリペイド SIM のネーミングにある「神州」は中国を指すそうです.神の国ですか... ふうむ.で,「神州行」は「中国全土に行ける (中国どこにでもつながる・どこででも使える)」といった意味のようです.確かに上海以外でも (香港以外なら) 使えるのですが,上海以外だと通話料が割高になります.冒頭に書いたように,中国の電話会社は固定・携帯で分割されただけで,地域ごとに分割されていないはずですが,なぜ地域ごとにカードがあるのかは判りません.
これまでに書かなかった,上海旅行での雑多なことをまとめて書きます.長文ですが,誰かが検索から後日このページにたどり着き,多少なりとも参考になることがあれば幸いかな,ということでご容赦ください.
ホテルの話
泊まった古象大酒店の部屋は 48m2 のリビング+ベッドルームの 2 部屋に分かれたタイプ (Business Suite) で,その構成で 48m2 だとちょっと狭いかなと思っていたのですがまったく問題なく,思ったより広く感じました.ただ,リビングに窓がない作りで暗いのと,ドアを開けるといきなりリビングで,廊下から丸見えというのはどうにかしてという感じでしたが(;´Д`) (左の画像のリビングの写真は,廊下から撮っています...)
バスルームもシャワーブースが独立しているタイプで広いです.温水便座でないことだけがこの部屋の唯一の不満点だったかも.お湯の出も問題なく,こーんな感じできれいな緑色の水が出て来ます(;´Д`) まぁ,茶色とか黄色よりは気分的にはマシですな.ミネラルウォーターは人数分毎日置かれますので,歯磨きを含め飲料水には問題なしです.
町の風景
中国に観光に行ってびっくりしたのは,店員が売り場で平然とご飯を食べていること.デパートの売り場でも,ショウケースの向こう側でむしゃむしゃお昼ご飯を食べているんです.まぁ,常識ってのは相対的なものであるのは判りますが,面子を重んじるという彼の国.その面子ってのも文化によって意味が違うんだなぁと実感します.
今まで出張・観光でいずれも北京にしか行っておらず,今回初上海でしたが,ちょっと郊外に出るとこんな感じの住宅が多く立ち並んでいました.北京では少し市街地から離れてもアパート (マンション) しかなく,北京出身の中国人に訊いても「戸建ては農家だけ」だそうですが,上海では少し外れればふつうに一戸建てに住めるようです.
初日は移動日で,結構朝早くからのスタートだったとはいえ,何せ空港内のホテルに泊まってからの出発だったため,ほとんどが飛行機に乗っているだけで全然疲れていませんから,私としては到着次第観光するつもりばりばりだったのに,子供が動きたがらなかったので,向こうで使うプリペイド式の携帯電話用の SIM を買うためホテルの近くをうろうろしていたら,こんな店を見つけました.そう,メイド喫茶です(^_^; 女僕と書いてメイドなんですね.「萌」というのをそのまま使っているのも笑えます.物価差がありますから,費用的には日本の 1/10 程度で入れるはずですのでよっぽど視察 :-) しようかと思ったのですが,やめときました.店内をちらと覗いたら,お客さん (若いにーちゃんたち) と Wii に興じてるようでした.いやー,何でもあるなー,中国.
電車・列車・タクシー
上海でも,地下鉄は日本ほどではありませんがたくさんの路線が走っていますし,気軽に乗れます.2 年前の北京には存在しなかった切符の自動販売機もあり,スムースに乗れます.
ちなみに,市街を走る路線バスでも日本同様の使い方で上海公共交通卡が使えるようです.今回郊外で乗った 2 本のバスのうち,东海大桥を往復する洋山专线 (洋山専線) のバスはさすがに無理でしたが,龙阳口站行きの高速 (?) バス,龙港快线では,切符売りのおばちゃんがハンディターミナルを持っていて,カードでの支払いが可能でした.カードで払っても,切符をきちんともぎって渡してくれました.いやぁ,中国でそんなものが存在するなんて正直びっくり.
また,タクシーのカードリーダーは左の画像で判るでしょうか,こんなところに付いています.そう,メーター (空車表示) の裏です.空車のときはこれを立てておくと,空车という緑色の表示が外から見えるようになります.乗車したらこれをぱたんと倒してメーター積算開始で,そのとき上になる部分にカードリーダーが入っているという訳です.結構考えています.
列車の乗り降りも特殊 (というか,知らないんですがヨーロッパなどでもこんな感じ?).まず,上海南站は駅の中でしたが,たいていはメインの駅舎とは別にある售票处 (切符センター) で切符を買います.上海站は外国人専用のセンターもある模様.また,窓口は一般の電車,新幹線,払い戻し窓口に分かれていて,それぞれのものしか扱っていないようです.退票 (払い戻し) 手数料は 20% だそうな.ちなみに,列車は全席指定のためか,子供でも料金が必要 (半額) です.
車内販売が結構頻繁に来ます.弁当が \20 (≒\270) だったかな.それ以外にも飲み物や果物なども売ってました.
両替をどうする?
中国では,不思議といわゆる「ピン札」を手にする機会が多い気がします.100 元札は両替して入手するので当然と言えば当然ですが,それ以外のお札もピン札が結構お釣りで回って来ます.ただし,小額の 1 元・5 元といった札は超汚いのを渡されることがありますが (特にタクシーが選りすぐって(-_-凸 汚いのを渡して来る気がします.例えば 60 元の釣りで,大量に 50 元札を持っているのに,手持ちの札を全部 (?) 確認して,20 元札 2 枚と 10 元札,5 元札 2 枚なんて返し方をされることもあります.向こうで 1 分を急ぐという状況はありませんが,その無意味な行動に「いいからそこに見えるきれいな 50 元札をまず寄こせ」と何度言いたくなったことか... (でもそれを中国語で言えない (苦笑))).
さて,お金の話をしたところで思い出しましたので,長くなりましたが最後に領収書の話を少し.
本日は上海最終日.帰国は午後イチの便だったので,11:00 にホテルを出れば多分楽勝ということで,朝一番で豫園へ.タクシーで豫園に着いたら目の前にマクドナルドがあったので,上海で 3 回目の(^_^; 朝マック.32 元 (\450).豫園の入場料は大人 30 元・子供 10 元で合計 70 元 (\1,000).
さて,今回の旅行は例によって貯まったマイルでゲットした航空券ゆえ,無銭搭乗... といきたいところですが,燃油サーチャージがかなりかかってちょっとげんなり.でも,滞在中の費用は国内よりずっと安いですし,中国では新年は 2 月の春節で祝うので年末年始も通常料金かむしろオフシーズンですから,安く旅行出来るということで中国にしました.北京にももうちょっと行きたい場所があるのですが,今回は 3 つほど目的があって上海を選びました.まずひとつめは,最近苦労している年賀状の素材となる写真撮影.有名な上海の夜景を,年明けに撮ることで来年の年賀状は苦労しないじゃん? というのがひとつめ.
で,その先どうすればよいのかよく判らないので,お昼休み中らしくなのかどうか判りませんが楽しそうにおしゃべりに興じているいかにもスタッフらしいおばちゃんたちのたまり場に割り込んで,东海大桥へのバスはどれかと訊いたら無事見つかりました.その洋山专线 (洋山専線) というバスに適当に乗り込んで待っていると先ほどのおばちゃんが切符を売りに来て 12 元を徴収されます.これは片道か往復かと尋ねたら片道とのこと.この东海大桥は洋山深水港区という,海上にあるコンテナ基地へのアクセス道路で,トレーラー類 (とこのバス) 以外は通行禁止のはず.片道切符売ってどうすんのかと思いましたが... このような訳なので,东海大桥への往復はタクシーを今回は使わず,バス停まで乗り付けたという次第.たとえタクシーは通行可能だとしても,橋の往復 60km に加えて浦東空港までの帰路も乗ったら,600 元くらいになって高過ぎて払う気にはなりませんでしたが :-)
大型タンカーを通すための斜張橋でところどころアップダウンをしながら,80km/h の制限速度前後で 20 分ほど走ります.あれれ? ごくわずかですが,明らかに一般車両も走ってます.うーむ,一般車通行止めと聞いたんだがなぁ.それとも,港湾地区にある会社のお偉いさんとか,お役人とかなのかなぁ.
という訳で,何もないコンテナ基地に置き去りにされてしまいました(´・ω・`)
そのバスはそこから A2 高速に乗り,途中で A20 高速に折れて龙阳口站まで爆走します.高速を降りてからの駅周辺が少し混んでいましたが,1 時間ほどで到着.リニアモーターカー+タクシーよりこちらの方が安くてしかも早いです(^^;
ホテルは南京路 (西側は歩行者天国) という恐らく上海一の繁華街のすぐ近くで,また,南京路にある世纪广场 (世紀広場) というイベントスペースに面して建っていて,18 階の部屋からそれら見下ろせるのですが,世纪广场で东方卫视 (東方衛視) というテレビ局が主催しているらしいカウントダウンイベントをやっていて,今まさににぎやかです (残念ながらステージはむこう向き).歩行者天国の南京路は立錐の余地もないというくらいに混雑 (右の画像は南京路に溢れたその人混み).この会場に入れなかった (恐らく有料か,抽選で当たった人だけが入場しているのだと思います.安全のためか会場内はせいぜい 9 割といった人の入りです) 人で埋め尽くされています.どうやら,有名タレントもたくさん来ている模様.南京路を横断するふつうの車道との交叉点は完全に人で埋まっていて,交叉する車道は完全に機能停止状態.
本日はやっと晴れ.といってもどんよりしていますが,これは中国特有のスモッグと思うことにしましょう (今まで,合計 3 週間くらい北京に滞在しましたが,春・夏・冬いずれも快晴の日はほとんどありませんでした...).上海に来た目的,世界で二番目に長い橋,36,000m の杭州湾跨海大桥を渡るには絶好の天気です.家族みんな早起きしたし,決行です.
切符を買ったら,係員に切符を見せて入鋏してもらって待合いスペースへ.軟座には専用の待合室が用意されていますが,硬座にはそれはないので,通常の待合いスペースに座ります.冒頭の画像は改札口 (と言っても係員がいるだけで,単に塀の切れ目です) を入ったところから見下ろした待合いスペース群.奥に見えるのがトイレや売店がある中央通路.その向こう側にも同じようなスペースが広がっています.出札所があるのは 3F,待合室は 2F,ホームが 1F です.
初めは 9 番のところにある小さな電光掲示板に T169 列車の表示が出ていたのですが,11:00 過ぎに突然消えて真っ黒に.5 分前に乗車締切りという表示がそこかしこに出ていますから,少し焦った方がいいかも.駅員に訊いたら,通路を挟んだ向こう側の 11・12 から乗れとのこと.聞いてねぇよ(-_-;
んなこんなで出発.郊外の住宅街や工業地帯を,客車ゆえ乗り心地もいい列車は快走します.途中,いくつの駅に止まるのかと思っていたのですが,なんと 40 分かかる嘉兴まではノンストップ.まぁ,「空調特快」列車ですからそんなもんかな.しかも嘉兴で 8 割以上の客が降りました.もっと列車走らせろってば...
まずはビデオカメラ設置.10 分ほどかかりましたが,この日のために持ち込んだ硬めのスポンジという感じの緩衝材,超強力両面テープ,カッターナイフ,セロテープを使って,VW サンタナのダッシュボードにぴったり収まるよう,ビデオカメラを固定.用意した三脚用クイックシューは使えませんでしたが,いい感じで固定出来ました.ダッシュボードが狭くて,レンズがフロントガラスにぶつかるので,そんなこともあろうかと,ホテルから持って来たコットン (カット綿) を緩衝材にして準備完了!
ま,そこは中国.雰囲気を察したのか,運ちゃんが窓を開けて警備員と何やらおしゃべり.特に問題ないようです.「この日本人に変な条件で今日は貸し切られちゃってさー.ビデオ撮りたいんだって」「へー,半日貸し切り?じゃー,帰ったら今日はもう仕事上がりだね」なんてことを言ってるに違いない...
はっきり申し上げまして,杭州湾跨海大橋そのものは,両側の見晴らしはガードレールに阻まれて余りよくないし,かなり天気はよくなっていたもののどんより気味なので視界もそんなによくないので,橋の全貌を見ることも出来ないし,まぁそんなもんかな,という具合でした(^^;
途中,海の真ん中に何やら建造物が建っていました.往路にそれが見えて来たとき,てっきり対岸に到着したのかと思ったのですが違いました.運ちゃんが言うにはこれはサービスエリアを建設中なのだそうな.海ほたるみたいなもんがここに出来るという訳ですね.オフランプ・インランプも既に出来ていました.|
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