R171シートヒーター断線~座面が温まらない件の修理~その3
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
革シート部分を引っ張っている白いクリップ、11か所、外すのがめんどいのですべて破壊しました。(どうせ部品は出ないと思ったので)
これでシートのスポンジ、ベース、ヒーター部、が分離できます。
2
革シートはこういうふうにフチに折り込まれてパンと張っていますので、これを引っ張り外し、折り込みを外します。
これで革シート部分が外れます
3
で、今回の核心部分。
サイドサポートのここで、断線を発見!いちばん乗り降りの際にストレスがかかる部分ですね。
断線部分の見つけ方は、テスターで導通を確かめながら発見します。
画面左下にあるカプラー両端子ではかると導通がなかったので、ここのどこかに断線があるはずだと予想がつきました。フェルトを丁寧にはぐっていったところ、断線を発見した次第です。まぁいつも乗り降りで尻でつぶされそうなところではありますね。そりゃ切れるわな。
4
ニクロム線の断線部、拡大。ちょっと焦げていました。
切れた個所を結びより直して、さらにギボシ端子の一部を使ってカシメておきました。ハンダは使わない。いちおう熱収縮チューブで保護。
ベーススポンジにカッタで3cmほど切り込みをいれてカシメ部が革シートにぼこっとなんとなく出っ張らないようにスポンジに埋め込んでおきました。
5
適当ですがシートヒータ概略図。(こんな感じでしょう)
黒カプラの茶色線と青線でニクロム線がひとつなぎになっています。どこか1か所でも断線があれば、温まらないわけです。
このあと、バッテリーを部屋に持ち込んでプラスマイナスを黒カプラ端子につないで、12Vを通してテスト。しばらくでシートヒーターがほんわかと温まることを確認^^ よっしゃ!DIY修理完了!
6
革シートにテンションをかける白クリップを破壊したので、かわりにひもで代用。
革シート面の裏には、針金が通っているので、これにひもを結んで通してゆわえてスポンジ裏面に通し、結びます。
これをしないと、表面の皮シートがパンっと張りませんよ。
7
こちらも革シート裏の針金に針金を結んで、シートのベースに適当に結んでおきます。
これで実際の使用上、問題ないです。
8
こんなふうに座面うらを組みました。適当なヒモと、針金のみです。
あとは、逆手順でシートに組み付けて、シートを取り付けて、シートヒーターが効くことを確認して完了です!SLKのシートヒーターですが、1月の真冬において、スイッチオンから「あ~暖かくなってきたかな~」と思えるまで時間をはかってみてましたが、およそ90秒ほどかかりますね。
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距離を乗った車では、こういったトラブルも出てくるのではないでしょうか。
半日がんばれば、なんとかDIYでもできるのでは。
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ちなみに、運転席側に、シート着座センサーなるものはありませんでした。
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また、助手席側の座面と入れ替えも考えて助手シートも外して座面裏を観察してみましたが、配線が左右シートで同じではなかったので、(SRS関係の黄色カプラの配線が違いました)、余計なトラブルを避け、左右座面の入れかえはアッサリあきらめました。
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さて今後は、まだ断線しないように、丁寧にそっとSLKに乗り降りするようにします^^
特に今回断線のあったサイドサポートの部分にストレスをかけない(尻でつぶさない)降りかたを研究します(笑)
以上、R171 SLK280のシートヒーター断線修理でした。
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