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2011年10月11日

R35搭載VR38DETTエンジンの部品紹介(その2)

R35搭載VR38DETTエンジンの部品紹介(その2)  プラズマ溶射コーティングボア 
アルミのシリンダー壁に直接低炭素鋼(0.3%)の被膜を形成し、ライナーレスを実現している。
(アルミシリンダーブロックの場合、通常は鋳鉄ライナーを使用する。ピストンがアルミなのでシリンダーライナーがアルミのままでは運転中に溶着してしまうため。)
このコーティングにより6シリンダーで2.3kg軽量化した。 また、鋳鉄ライナーなら2~2.6mmの肉厚が必要なところを0.2mmの被膜により、ボア間の水通路を広くできて冷却に有利になる。同じボア系のVQ35HRやVQ37VHRではスリット加工によりボア間の浅い水通路を確保しているが、VRでは鋳造時に中子で充分な水通路を形成している。

VR38エンジンのロアーブロック
ラダ―フレーム下側部分はアルミダイキャストで成形している。
シリンダーブロックと同様、メインベアリング部には鋳鉄が鋳込まれている。ここがアルミだとクランクシャフトがスチール製のため熱膨張率の違いにより、温間時メタル打音の原因になる。
ブログ一覧 | R35 | クルマ
Posted at 2011/10/11 11:42:13

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この記事へのコメント

2011年10月12日 15:31
こんにちは!

ライナーの変わりにコーティングで補えてしまう技術が凄いですね。

私の中でコーティングといえば、ボディの塗装のクリアなどを連想してしまい、勿論ライナーとしてのコーティングとは訳が違うのでしょうが…。
低炭素という事は、カーボンに近い物でしょうか?
コメントへの返答
2011年10月12日 16:22
コメントありがとうございます
低炭素とは鉄に含まれる炭素量が少ないということです。
炭素鋼は炭素の含有量で低炭素鋼(0.3%以下)、中炭素鋼(0.3~0.7%)、高炭素鋼(0.7%以上)と分類されます。炭素量が増えると強さや硬度は増しますが、切削性が悪くなります。日本刀などは高炭素鋼ですね。
相手がアルミのピストンなので、コーティングの表面硬度はそれほど必要ありませんが切削性は重要なので炭素の含有量を低くしています。
シリンダーのベースがピストンと同じアルミなので運転中に温度が変化してもクリアランスの変化が小さいのも利点です。

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yoshi-sennaです。エンジンをこよなく愛するエンジニアです。 2002年初めから4年半ほどRenaultにいた関係でParisに住んでました。 20...
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