
Bugatti EB110
1991年に発表されたEB110は3.5lのV12エンジンに4機のターボを搭載し、610CVを発揮し、その駆動力を4WDで受け止めるという意欲的なスポーツカーであった。しかし、思うように販売は伸びず(150台あまりを販売)に1995年に倒産した。その後、Bugattiの技術者のMazeratti氏(元Ferrariのエンジニア)達で再建に乗り出し、日産のユニット外販部署を通じてnismoにエンジン供給を打診してきた。結局環境条件が整わず、この企画は流れてしまったが、心情としては何とか彼らの力になれたらと思った。それはMazerattiさんの理想のスポーツカーを作りたいという情熱が切々と伝わってきたからである。彼はあまり英語が得意ではなかったので、イタリア語で言葉を補ってあげるととても喜んだ。しかし、拙い英語であっても心があれば意思は伝わるものだ。意思を伝えるのは語学力ではなく、自分の何としても成し遂げたいと思う情熱に他ならない。
Posted at 2011/09/02 10:07:48 | |
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