ナナコロビヤオキ(タペットアジャストスクリュー御始末)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
覗いて下さる皆様
御機嫌やう
我が独り言備忘録な整備手帳も
2013年4月から12年の時を経て
記念すべき200回目の投稿‥なのですが
いっちばん辟易する作業となってしまいました(-_-;)
最後は現実逃避
もう写真もマトモに撮ってません😅
(スミマセン)
先日のボール盤魔改造編でもふれました
タペットアジャストスクリューの加工精度の問題‥
不本意ではありますが、金でヤッツケました
強度区分10.9(多分S45C)の4mm短いボルトがお手頃(¥168/本 前回は¥500)で入手出来ましたのでラッキーです
仕事の外注さんのツテで、頭を旋盤加工して頂きました🌀
最近はWEB発注で加工を引受けてくれる旋盤屋さんも増えておりますが、大概は材料も含めての発注なんですよねぇ‥
材料持ち込みは嫌厭されてしまう
でもどう考えても割高になりますが
持つべきものは人脈💪
とりあえずは納得の金額で材料が揃いました
通常のスクロールチャックだと芯のぶれが大きいとの事で(旋盤チャックで駄目ならボール盤じゃ無理だわな)コレットチャックのベンチレースを使っての加工となった様です
2
イケナイお家工具🫣
両頭グラインダーをフライホイールPTO化しておりますが
チャックにワイヤーブラシを噛ませてボルトの黒染めをこそげ取ります
ネジ山へのダメージを考えて
先ずはソコソコに
3
黒染め=黒錆
強力錆落としにドボン
黒染め除去には使えないとの記載はありますが‥反応してますね
ネジ山(谷)の中も落ちますように🙏
4
残った黒染めが目立つ様になったので
再度ブラシ掛けをします
5
切削面の砥石掛けをして熱処理(マルチナイト)に出します
バイト(刃)の目が少し残りますが
研磨による精度低下防止と保油効果を狙って
敢えて残しました
中空加工は今回止めました
4mmのショート化とトップの1mm切削で
カナリ軽量化されており
尚且つナット及びリフター側雌ネジに殆ど
ネジが掛かっている状態となりましたので
今回は強度を優先致しました
6
さて‥処理から上がってくれば
後は地獄のタペット調整😱
デジノギはもう止め
マイクロメーターを目標値に固定したら
それに当たる様にアジャストボルトを伸ばして軽く締めてから
SSTに噛ませて本締めする事で大分楽にはなりました
しかし‥毎度愚痴りますが
ピッチ1mmのボルトでマジで1/100mm精度の調整をさせるんじゃないよ👹
(ロッカーアームのレバー比の関係でまぁ~シビアな事シビアな事)
組付けもボルトの遊び分で角度が変われば
クリアランスも変化
今回もタペット調整5時間コース😱
CVHの場合
特にメカタペとローラーロッカーの組合せは
バルブの挟み角のお陰で
摺動部が少々オフセットした線当たりとなる為、精度維持がシビアです
プレス製のメタルすらないロッカーアームに愕然とし
ローラーロッカー(主に低中速域で効果を発揮)をインストールしましたが‥
基本設計が油タペ(ラッシュアジャスター 高回転でデメリット大)前提のエンジンだけあって矛盾が生じがちです
デカ重のノーマルバルブは卒業してますが
それでも4弁と比べれば慣性力は強く
対応して強化したバルブスプリングは強いメカロスとなってカムやリフターを消耗させます(何本潰したことか‥)
ノーマルより遥かに軽いパーツを使用しても
この基本構造を覆すのは無理がありますしね
今回のセットが早目にチビる様であれば
ローラーロッカーを諦めて、純正ロッカー&ピボットに
Newmanのメカタペの純正ドーム形状のアジャストボルト(点に近い面当たりに変える)を
まとめて窒化処理(タフトライドやマルチナイト)してインストールってのも視野に入れないとダメかもね😮💨
今のパワー&フィールは文句ないんですよ
ピストン迄削っちゃってますし
今更カムの変更もしたくないですからねぇ
悩ましや
もしもう一機作るなら‥
1mmボアアップ(っても今+0.5)
ブロック側を面研してピストンを飛び出させ
スキッシュエリアを0.5mm程度に詰め
(ヘッドは修正面研程度)
6千7〜800位のカムで6500常用
ヘッドは油タペとローラーロッカー
ってのが耐久性とパワー&トルクを両立させた仕様かなぁとか
密かに妄想するのでありました
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