しげっちのブログ一覧

我が家には年末になると
各人に「恒例の行事」が課せられる。

ボクの担当はバクッとわけて、
＊部屋の窓拭き
＊クルマ三台分の洗車・掃除
＊餅きり
の三点である。

餅は知り合いが搗いたモノを
譲ってもらうのだが、量が量だけに
カットするのは一苦労…

とりあえずハンカチを左手に巻き、
包丁の柄から守る。

餅の粘着から包丁の切れ味を
守るため、大根に３度に１度刃を入れながらの作業。





＋＋＋＋




かれこれ、１０年以上続いている
この作業も、おこがましいが
段々と板についてきた気がする。

今年も、無事に餅に刃を入れる
ことができることに感謝の念をこめて。

高校生の時分、色々な“ブランド”に
興味を持った。


VivienneWestwood
BeautyBeast
MasakiMatsushima
20471120
PaulSmith
・
・
・


服や小物を集めたりもしたが、
結局、今手元に残っているのは

VivienneのマフラーとPaulSmithのカバン

これだけである。


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ブランドがブランド足る為には、
僕達末端の消費者がどれだけ入れ込むか、
がキーではないか。

各銘柄名、もしくはマーク一つで価値を
何倍にも高めれる理由。。。

勿論、モノ自体の機能性・デザイン性
も重要なファクターではある。


しかし


モノの価値自体を最終的に決めるのは
僕達である。

別にブランド趣向を否定するわけではない。
今のボクにも好きな銘柄はある。




ただ、




ブランドが僕達を光らせるんじゃない、
僕達がブランドを光らせているんだ。

「ねぇ、タバコ、やめたら？」

付き合い始めた頃は何も言わなかったのに、
最近、耳につく様になった。

次にキミの口から出てくる言葉は、
決まってこうだ。



「あーあ。タバコ吸ってなかったら、
新車かえたのにね」



そういう言い方はよそうよ。
ボクは好きで、中古でしか手に入らない
この車を買ったんだよ。

次の一本に火をつけようと
弄んでいたボクと、
そしてその指先を見つめていた君の間に
冷たい北風が割り込んできた。





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ずっと、元気なアナタでいて欲しいの。




＋＋＋＋





間に割り込む北風に混じって、
少し、節目がちなキミが
つぶやいた気がした。

「何？」

「何でもない…」

ボクは、指先で弄んでいた一本のタバコを
そっとケースに戻し、冷めかけたコーヒーに
口をつけた。

次はどこに泳ごうか

上に行こうか
下に行こうか

右に行こうか
左に行こうか

向こうに行くと網に掛かるかも。
あっちいくと捕食されるかも。

思ってか思わずか

揺れて、漂って、

しかし意思を持つかのごとく
動き回る。

理論的に、思考能力はないのかもしれない。
けれど

そこには確かにイノチを感じる。



＋＋＋



進化の過程か
創造されたのか

そうではなく、

ボク達がその“存在を”信じる事

それが“存在”を“存在”たらしめるのである。

今日は遠路遙々、

関西の地に足を踏み入れてくれた、

２人の客人がいた。

AutoVillageから始まった
コメントを介してのやり取り。

それだけで、
それだけ以上の、

“何か”を感じることが出来る瞬間。



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多くの人たちが行き来し
そして交差していく中で、

お二人に出逢えた事

その偶然たる必然に、
感謝せざるを得ない。



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道中くれぐれもお気をつけて、
またお会いできる日を楽しみにしております。