センタ郎のブログ一覧

それは昨日、仲間と「ホルモンfes」を開催中に起った。

２件目のホルモン屋を制し、３件目へ移動する最中にケータイで時間をチェックしたときだった。
メールが入っている。嫁かな？いやＫちゃんだ。こんな時間にどうしたんだろう？

そこにはこう綴られていた。
件名：祥也の件
本文：「つらすぎるニュースを聞きました。気持ちの整理がつきません。」

なんの事だ！？

祥也がどうしたんだ！？

って・・・つらすぎるニュースでもう結果はわかってたんだよね・・・でもググらずにはいられなかった。

そこで目にした現実。

ｆｅｓは中断。もう楽しめる気分になれない。
この夜はとても有意義な話とぶっちゃけトーク全開で・・・とても楽しい夜だった。

ｆｅｓ参加の３人で無言のまま我が家へ帰宅。

参加してた右投左打さんから
「なんでもいいから彼の思い出話をしよう！なんでもいいから・・・」
そうね・・・それその通り・・・。



思えば彼を初めて見たのはライセンスを取りに来た頃だ。当時１３歳くらいだったかな。

練習すればするほど速くなるボーイ。
あっという間にミニバイクエキスパートへ。

ＳＰ１２（１２インチのミニバイク・チャンバーなど改造可能クラス）クラスのコースレコード「３７．３秒」は未だに破られてない。最低重量規制前ってこともあるけど、もう破られることはないであろうレコード。

なんて言うか。。。走りがステキだったね。

ある年、ダンロップ契約の彼はレインタイヤが無かった・・・ＢＳしかね。でもＢＳは履けない。
その年６戦あるレースのうち４戦くらいが雨の年があった。
もちろんビリ付近を走る彼。
でもレースは諦めない。
ミニバイクのレースは速いだけでは勝てない、ベテランライダーの駆け引きは上手い。
だから速いけどなかなか勝てない。

それでも順調にステップアップし、全日本ライダーへ。

最後に彼と直接話したのはＧＰ１２５とＧＰ２５０をＷエントリした年。

「久しぶりだねぇ～！」
と気さくにタメ口な彼。
「チャンピオンとるから応援してよ！」
笑顔で自信満々。
「筑波は勝ちたいよねぇ～！」・・・

おおよそ１０分くらいの話。
また筑波へ戻って話が出来る日が来るだろうと思ってた。

世界へ旅立ち・・・今年Moto２の初戦で勝ったときは凄く嬉しかった！！

やってくれるな彼は！！
きっとMotoＧＰで活躍する日も近い！！


・・・なんて思い出話をｆｅｓの３人でした。

加藤選手やノリックが亡くなったときも残念な気持ちでイッパイだったが、俺は２人のナマの走りを見ていない。
彼は違う。初めて筑波に走りに来た時から知ってる。ミニバイク時代をずっと見ている。全日本でもそう。

だからこそなおさら悔しい。

彼の走りがもう見れないと思うと。。。






富沢祥也選手のご冥福をお祈りいたします。