
PROVA社のアジャスタブルアクチュエーターですが、メーカーがもう作れないらしく廃番になっているそうです。
PROVAの方曰く、アクチュエーターは調整が難しいので、全部やり尽くしてそれでも物足りなかったら最後に入れるべき、だそうです。
とは言いつつも、廃番と聞くと手に入れたくなってしまうのは人間の性でしょうか。笑
半年ほど前からネット等を物色してましたが全然見つからず・・・
もうあきらめてはいたのですが、先日たまたま某中古ショップのサイトを何気なく物色していたら出ているではありませんか!それもGRF/GVF用のモノが!
後先考えず思わずポチりました。笑
ポチった翌日には届いてしまったのですが、届いてしまったモノをただただ指を加えて眺めるだけなんて我慢出来ず、すぐに取り付けたくなるのは人間の性でしょうか。
持ち込みで取り付けてもらおうとすると、どこも工賃が通常の1.5~2倍程度してしまうので、工具もある程度そろっているし、この際自分でやったれ!と野良整備に取りかかった次第です。
自分でインタークーラーを外すのは初めてだったので、諸先輩方のブログを参考にしました。
①まずは、赤○のブローオフバルブを固定しているボルトを外します。(12mm)
②黄○のインタークーラーに繋がっているパイプをとめているホースバンドを外します。(8mmもしくはマイナスドライバー)
③シアン○のパイプを引き抜きます。
④マゼンダ○のインタークーラーを固定しているボルトを外します。(12mm)
⑤あとはインタークーラーを引き上げれば外れます。
外れました。
ぶっちゃけインタークーラーを外すのはそんなに大変ではなかったです。
ようやくアクチュエーターが見えてきました。
ただ、アクチュエーターを取り外すには、遮熱板を取り外さなければいけません。
赤○の箇所にあるボルト(10mm)を外せば簡単に外れます。
写真上部の2本は簡単に外せるのですが、中段のボルトは僕の持っているラチェットが入らず、スパナも無かったためモンキーで頑張りました。
10mmのメガネラチェットを買うべきですね。
下部の2本も見えないためになかなか厄介で、インタークーラーのステーを外さないと大変でした。
と、ここまで中腰の作業が続き、そろそろ腰がヤバイ・・・
腰の痛さに嘆き、写真撮るの忘れました。
遮熱板も外れ、アクチュエーターを取り外します。
まずは、ロッド先端のEリングを外し、タービンとの連結を解きます。
この辺の構造がGRB/GVBとは異なっており、ウエストゲートバルブが水平に付いています。Eリングは全く見えないので手探りでぐりぐりしながら外します。
アニョさんによるとEリングは落としやすいそうなので、予備は買っておきました。
まぁ落としませんでしたが。
その後ホースを引き抜きます。
固定ボルトは8mm。ラチェットが入らないのでここもモンキーで頑張りました。
8mmのメガネラチェットも必要ですね。
ようやく外れました。ここまで1時間・・・心が折れそう・・・笑
ロッドの長さを調整し、さくっと取り付けます。
※ここでロッド調整をテキトーにやったため後に大問題が発生します。後ほど。
その後遮熱板、インタークーラーを外した手順の逆で取り付けていきます。
遮熱板の下のボルトが見えないので手探りで締めていくことになるのですが、
ここがかなり大変でした。
そしてインタークーラーの下にある赤いパイプ。
こいつも全然はまらずかなーり時間かかりました。
マイナスドライバーでこじりながらやるといいかも。
てなわけで元通りになりました。作業時間3時間・・・
腰がヤバイ・・・
早速走るぜ!!エンジンポチッと。ブォーーーン!
・・・カラカラカラカラ・・・カラカラカラカラ・・・・・・
何だこの音はーーー(゚Д゚;)!?!?
まぁいいかとりあえず、走るぜ!
と駐車場飛び出したはいいものの、タービンが回っていない時にずっとカラカラシャラシャラ異音が鳴り、アクセル踏んでもブーストがかからない・・・
やべぇタービン壊れたかも・・・(;´Д`)
なんて考えつつも外は真っ暗だったので、今日のところはここで終了。
部屋に戻り、説明書を熟読・・・
そしたらこんなことが書いてありました。
※バルブ側を起点とし、最低2mm以上ブラケット側にクリアランスがある(プリテンションの掛かった)状態で取り付けてください。
なぬっ!?
ここで最初に取り付けた際、どのような調整を行ったのかというと、純正と同じ長さに合わせ、先にボルトで固定した後、ゲートバルブに引っかけようとしました。
ただその際、プリテンションが掛かっているとは知らず、届かんじゃん!と憤慨して、
くるくるとロッドを伸ばしてちょうどいい位置にした後、ゲートバルブに引っかけました。
要するにプリテンションが掛かっていないので、ウエストゲートが常に半開きの状態で、ブーストが掛からず、バルブもカタカタと動いてしまうのでは無いかと。
そして翌日。いわゆる今日。
朝から再びバラし始めます。
もう慣れたもので、15分もあればアクチュエータまで到達出来ました。
もう一度純正と同じ長さに調整し、今度は先にロッドをゲートバルブに引っかけた後ボルトで固定するようにしました。ちゃんと2mm程度クリアランスも出来てる。
ボルトを締めることで、ロッドにテンションが掛かり、ロッドが押されます。
こうゆうことか!!
またしても遮熱板の取り付けとインタークーラーのパイプに手こずりましたが、ようやく戻しが完了。
おそるおそるエンジンをかけてみると・・・
異音が消えてました!
よーし走るぜ!
と意気揚々に駐車場を飛び出し、早速踏んでみると・・・
オーバーシュートでブーストが1.5を超えてしまう・・・( ̄▽ ̄;)
また外すのか~とへこみながらも、また全て外しロッド調整をし直しました。
1回転分伸ばしてあげて、最走行。
今度はオーバーシュートで1.3~1.4、1.2で安定と言う具合になりました。
今までがオーバーシュートで1.1、1.0で安定だったのでちょっとブーストアップしました。
レスポンスも良くなっているような気がしてます( ´▽`)
と言うわけで、人生初のエンジン周りの野良整備を行ってみましたが、もうインタークーラーは外したくないです・・・(;´Д`)