
ずっと憧れ続けてはいてもなかなか踏ん切りがつかず、いつの日にかは必ずと思い続けて早数年 (^^ゞ
気付いたらすでにアラフィフと呼ばれる世代となってしまい、テレビでよく見るドコかの予備校の先生のコトバではありませんが、「いつヤルの~?ヤッパリ今でしょ~!」ってコトで意を決して行ってきました(笑)
タイトルを見た瞬間にピンと来た方は数々の山を制覇されたかなりツウな方だと思いますが、刻まれたコトバどおりで憧れの前に立ちはだかる試練は今まで通いつめた白山がまるでお気楽なハイキングでは?と思えるホドのハードな道程でした (^^ゞ
歩行距離は片道8.3kmですが、スタート地点馬場島の標高は760m、ゴール地点剱岳山頂の標高は2999mとその標高差は2239mもあり、山と高原地図の参考コースタイムは登り9時間30分下り6時間で、往復15時間30分と登山コースとしては国内屈指の難コースと呼ばれるホドらしいです (^^ゞ
早月尾根には白山のような水場が無いため水分を多めに持参する必要があり、それに備えて今回はニューアイテムとして SALOMON の AGILE 17 という今まで使っていた小ぶりな8Lのザックよりも容量の大きいザックを導入して、アクエリアスの0.5Lペットボトルを3本とハイドレーションバッグにも氷水を1L弱ほど入れて、行動食にはアミノバイタルのゼリー4つとコンビニで調達したおにぎり2つ、その他には長袖のドライTシャツ、軽量なウインドブレーカー、簡易的なファーストエイドキット、山用のグローブとトレッキングポールを持って望むコトとしました♪
日の出時刻の5時半ころにはスタートしたかったので4時前には自宅を出発するつもりでしたが、いつものごとく朝になってから準備をしていたら結局4時をかなり回ってから自宅を出発して、目的地の馬場島には6時ころに到着となりいつもよりかなり重いザックを背負ってイザ出発する時刻は6時を過ぎていましました (^^ゞ
それでは早月尾根から行く剱岳登山の簡易案内をしてみます(笑)

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道路わきにある石碑で左に行くと登山口となります♪
少し進むと右側に「劔岳の諭」とコノ時はなんだか大げさなコトが書いてあるように思えましたが (^^ゞ
その先に「劔岳登山道入口」と記された「スタート地点」♪
スタートからまずまずの斜度の坂を上ってしばらく進むと「標高1000m地点」
さらに進んで行くと「標高1200m地点」♪
その後も「標高1400m地点」♪
さらに「標高1600m地点」♪
続いて「標高1800m地点」♪
やっと「標高2000m地点」で早月小屋まであと1km♪
しばらく行くと初めて出現する「ロープ場の地点」♪
樹林地帯を抜けて小高い丘の上から目の前に現れる「剱岳の山頂と早月小屋が見える地点」♪
所要時間3時間で「標高2200m地点」早月小屋をスルーしてそのまま登頂♪
再び現れる「ロープ場の地点」♪
早月小屋から800m進むと「標高2400m地点」♪
登山道をさらに進むと「標高2600m地点」で山頂まで1.6km♪
さらに険しくなり何ヶ所か存在する「ロープ場の地点」♪
山頂まで残すところ0.7kmの「標高2800m地点」♪
そこから先は高所恐怖症の僕には地獄の「鎖場の地点」がいくつか続きます (><)
切り立った崖を抜けルートを進むとゴール間近に建つ「標識の地点」♪
そして、辿り着いた山頂の「ゴール地点」♪
台風一過による快晴の天候にも恵まれ、360度の大パノラマで白山も見えました♪
鼻血にご注意のいつもの出血大サービス(笑)
早月小屋まではイイペースで登ってきましたが、その後の切り立った尾根や崖の険しいコースにビビリまくりでイッキにペースダウンしてしまい、早月小屋から山頂まで3時間を要して登山口から6時間となり、スタート地点の「劔岳の諭」と記された石碑はダテではないコトが身に染みて判る難コースでした (^^ゞ
下山時にも恐怖のコースにビビッてなかなか足が進まず、何とか岩と崖の危険な箇所をクリアしてから片付けていたトレッキングポールを再び出して快調に進み始めましたが、早月小屋のかなり手前で片方のポールが折れてしまうというアクシデントに見舞われ、カーボン製故に表面に付いた無数のキズから破損するのは仕方がないのかな~とあきらめ気分で少しだけペースダウンをして下るコトとしました (><)
登山口の馬場島まで残すトコロ1.5kmくらいの地点を歩いていると、右手の林の中から「ガルル~」と唸る声と共にがガサガサという草木の擦れる音がして、「うわっクマだ~!」と50mほど走って戻り大きな木の横に身を潜めて10分ほど様子を見ていましたが、音が遠ざかったようでもう大丈夫かと思い出来るだけ大きな音を発てないようにしながら早足でその場を逃げ去ってきました (^^ゞ
そして無事に登山口の馬場島へと戻り再び「試練と憧れ」の石碑との対面は、立ちはだかるキビシイ試練の連続に憧れだけではとても登れないというコトを刻まれているのだと実感しました♪
このキビシイ早月尾根からの剱岳を制覇した達成感は、ずっとあこがれ続けていたチョットムリ目な高嶺の花のオネーサンを何とか口説き落として、翌朝ベッドの上でまどろみながら目覚めた瞬間のスバラシイ一時を思い出させるホドのモノでした(笑)
ちなみに下山時の所要時間は4時間30分プラス上記のクマをやり過ごすための10分間で、山頂での30分の休憩を含めて所要時間は11時間10分でコンビニで調達したお握りは食べずじまいでした♪
登山口に辿り着いた時にはこんなに怖いコースはもう懲り懲りだと思っていましたが、一夜明けると次回はもっと早く往復したいな~♪、と恐怖の崖や岩場のコースがまるで他人ゴトだったような感覚に思えますから、剱岳の魅力とは不思議なモノですね (^^ゞ
以上、昨日初めて挑戦した「剱岳・点の記」でした(笑)
友人からのいくつかの依頼も片付かぬままですが、いろんなイベントが続くため次回の訪問と更新はしばらく先になるかと思われます (^^ゞ
また、コメントなどをいただいてもお返事が遅くなるかもしれませんのでご了承ください <(_ _)>
Posted at 2013/09/20 23:02:23 | |
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