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「美人薄命」

「美しいひとははかない命である」という意味。



美しい車「カイエン」を手放しました。短かった。１年足らず。

無駄だったという意見もありますが、そんなことは全く思っていない。カイエンの前に長く乗っていたボルボ８５０T−５R（通称：ひよこ）を手放すには、やっぱり、カイエンのインパクトが必要でした。



手放した理由はいくつかありますが、最大の理由はシンプルでして、家族５人が乗るには小さくなったから。

手放すと決めて家族で最後のドライブ。

後部座席から子供たちの声が。
「カイエンはガッチリ守られている感じがいいよね」
おいおい、いままで散々「狭い」だの「乗り心地悪い」だの言っていたのに今更それはないだろう（笑）
短い間でしたが、故障もなく、家族をしっかり守ってくれたことは確か。

ありがとう。



カイエンの購入に燃えていたころに買った雑誌の車評を読み直していて、私の感想とぴったりな一節がありました。西川淳さんというジャーナリストの評価ですが、

「カイエンは脂ぎった発展途上の人間によく似合う」と。

まさにそうだと思う。足のサイズが24.5cmの娘たちがいて、ひげ剃りのあとに保湿クリームが必要となった私にはもはや似合わない。

毎回そうですが、最後に私にしか分からない場所にお守りを忍ばせてあげました。事故に遭わずに、次のオーナーにも大事にされるようにという願いをこめて。

さて，今日は竹内まりやでも聞きましょうか．