
先日、ソニックデザインのスピーカーを試聴できる機会が
あったので、忘れないように感想をメモ。
昔、デモカーで三角形のスピーカーがついたセットを
聴いたことがあったけど随分昔で色々忘れているので
今音を聴いてどう思うか。
TBE-1877
再廉価モデル。出てきた音を聴いて頭に浮かんだのはF1720。
音色的にはカロのFシリーズに近い、(つまり純正的な音)と思いました。
音の分離感、色気などはあまりありませんし、平面的。
7.7cmは通常はMIDとして使われるスピーカーなので中音~高音
特に男女ボーカル域は非常に聞き取りやすい。
ただし、低音がほとんど出ていないおかげ、ということでもあります。
音漏れを気にするならソニックデザイン一択ですが、
クラの廉価3Way+デッドニングのほうが安上がりかもしれません。
TBM-1877
上位グレードモデル。
中高音は廉価に比べて音色も分離もかなりよくなり、この域は他社の6万円にも
劣らないレベルでしょう。しかしやっぱり低音の弱さが気になりますね。
ただ、工賃を含めて考えると中高音重視ならこの選択もアリじゃないかと思います。
6万円SP+デッドニングしても特に中音の明瞭さはこれを超えることはできないでしょう。
低音は捨てることになりますが、音漏れもしないですし。
UNIT-N70F+ツイーター
上位グレードの上のプレミアムモデル。限定販売みたいですね。
音がでた瞬間に上記2つとの格の違いが感じられます。
中高音の分離、奥行き、色気、ここらはおそらく他社の20万では出せない領域。
低音の分をあえて中高音に持っていくという、ソニックデザインのコンセプトのよさが
最も表現できていると思われます。中高音重視の方なら間違いなく最良モデルでしょう。
幸運にも色々試聴できましたが、全体を通してソニックデザインの低音の弱さは
否めません。サブウーハーTBE-SW77のONでも聴きましたが、低音は話にならないです(^^;;
ただ、その分、中高音に特化した音のバランスは現代音楽(汗)にはぴったりかもしれませんね。
特に一番高級のプレミアムモデルは麻薬的な中音を持つユニットでしょう。
ハードロックの音楽だと思っていたのにこれを通した瞬間バラードに(汗)
バラードはもうなんというか超バラードになる、そんな一芸に秀でたスピーカーですね。
予算が許すならプレミアム、最低でも上位グレードがお勧めです。
Posted at 2015/01/25 10:07:36 | |
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