早かったのか、遅かったのか、昨日で一年が経ちました。今もなお、辛い思いをしている人が沢山いる...過去に地震や津波はTVなどで見たことはありますが、実際こんなことが起きてしまうものかと、愕然としました。あの時、仕事で茨城県のコンビナートに入っていました。三度の凄まじい揺れと共にタンクが爆発。煙と、茶色い山積みの何かの原料のようなものが空に舞い、それがとても不気味で恐ろしくなりました。携帯が繋がらず家族の安否が分からないまま、ラジオを聞いていると津波警報が発令。すぐに大津波警報に変わりました。自分が住んでいる飯岡地区は10mと言われ、ぞっとしました。すぐに帰してもらい家に向かいました。途中、会社に寄ると「今、TVで仙台空港がのまれた」と聞きました。家の近くまで来ると、車やがれき、海の砂がそこらじゅうに...近所の人に聞くと、親たちは避難したと聞き、一安心。高台に車を停めて歩いて家に向かいました。今夜は家にはいれないと思い、貴重品だけでもと。家の前に着いたときでした。「津波が来たぞー!!」見ると波が浜をかけ上がって来るのが見え、必死で走ってにげたが間に合わずのまれながらも近所の蕎麦屋になんとか逃げ込みました。途中一緒になったおばちゃんたちと水が引いてから安全な場所に逃げました。その後、嫁と会うこともでき自分の家族は無事でした。その日は嫁の実家に泊めてもらい、次の日家に行くとショックでした...ウチは鉄骨なので家自体は大丈夫でしたが一階はぐちゃぐちゃでした。さすがに泣けました。その後、友達や先輩、車仲間、嫁の家族など沢山の人が片付けを手伝ってくれとても助かりました。皆がいてくれたから気持ちが負けないでいれたような気がします。今はなんとか家の修理も終わり普通の生活をしています。今回いろんな人に助けてもらいました。片付けを手伝ってくれた人、連絡をくれた人、差し入れしてくれたひと。また、直接ではないけど募金や物資を寄付してくれた日本中の人、世界中の人。本当にありがとうございました。最後に、被災した沢山の人たちに少しでも平穏が戻りますように祈っています。