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2014年03月10日 イイね!

ライトとタイヤのエトセトラ

ライトとタイヤのエトセトラマニアには趣味対象が狭く深く収束して行くタイプと、広く浅く発散していくタイプがある、と常々思います。

自分自身は趣味対象がどんどん広がるタイプなので「旧車イベントに行っても見るべき面白いクルマがない」なんて話を聞くともったいないなーと思います。自分の知っているものはわざわざ見ないし、興味のないジャンルはそもそも見ない、となるとそれも当然かもしれません。


そんなわけで、私の最近の興味はヘッドライトとタイヤ。どちらも汎用品だけに、何でも良ければそこらのカー用品店で買えてしまうし、こだわり始めれば実に深い。オーナー考え方がハッキリ出るパーツだけに見ていて面白く、好みのジャンル外のクルマでも勉強になることが多いです。

古い英車に乗る人が、普段はハロゲンでもコンクールデレガンスに出す時は段カットのルーカス製シールドビームに戻す、なんて言うのを聞くと、国産旧車はまだまだかなわないと思います。

なんとも独特のレンズカット

だから、国産車や帰化外車にToshibaや丸いロゴのKoitoのシールドビームが付いているのを見ると嬉しくなってしまいます。嬉しくてオーナーさんに「いいヘッドライトですね!」と話しかけると「買った時から付いてただけ」という答えも多かったりするのだけど…。マーシャルのマニアはいても小糸のマニアはなかなか居ないのが残念です。昭和家電が好きな私はヘッドライトも東芝が好きですが、今のところ付けるべきクルマがありません。

タイヤ。これもいろいろ。気持ちよく山道を走るため、履きたい銘柄に合わせて1サイズUPの15インチ。いやハイト・幅とも純正装着サイズが美しい、いろんな考え方があっていいと思います。ドンピシャで格好良かったり、もう一息煮詰めたくなったり、違うからこそ面白い。

やっぱり海外は素晴らしくて、UKダンロップ、レーシングタイヤメーカーのAVON、それにミシュランなどが当時のトレッドパターンのタイヤを供給してくれています。

アストンマーチン・DB4GTザガートなる知らないクルマ。繊細なワイヤーホイールに合わせたAVONのクラシックタイヤの品のよさ!

イベントで「なんだか佇まいがカッコいいな?」と思ったクルマは、たいていタイヤが良かったりします。

ほかのコスモスポーツよりもひときわ格好よかったこのクルマも確認するとタイヤが良かった。ビンテージ・スポーツのミシュランXAS。


国産レーシングはこうあって欲しい!のレーシングタイヤを履いたヨタハチ。ダンロップCR65と思われます。

また、博物館の展示車両はライトとタイヤが当時のオリジナルを付けている事が多く、この2点をじっくり見るだけでも再訪の楽しさがあります。

そろそろイベントシーズンがやって来ますね。今年はどんなカッコいいクルマ、そして素敵なオーナーさんに出会えるか楽しみです。
Posted at 2014/03/10 23:10:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | パーツ | 日記
2014年03月06日 イイね!

リチウムイオン電池の自動車への利用について考える



つい先日、原付にSkyRichのリチウムイオンバッテリーを付けたところですが、知人に奨めるにあたってふと思う。

「メカに興味のない人に奨めて、本当に大丈夫だろうか?」

リチウムイオン電池はスマートホンやノートパソコンのバッテリーとしてすっかりおなじみですが、そういえばボーイング787のバッテリー発火による飛行停止、というトラブルも記憶に新しい事件でした。過充電が発火や爆発に繋がる危険なモノでもあるわけです。

あらためてお勉強。

1.リチウムイオン電池の種類
リチウムポリマーバッテリー(LiPo)と リチウムフェライトバッテリー(LiFe)があって、過充電で発火の危険性が高いのはLiPo。SkyRichのバッテリーはより安全なLiFe。良かった!

2.過充電とフェイルセーフ
充電電圧の上限は15V。交流から直流への整流だけで、レギュレターのない初期型のスーパーカブ(これは6Vですが)のようなバイクは向かないわけです。

では、もしボルテージレギュレターが壊れたら…?故障のパターンには不充電型(断線)と過充電型(ショート)があって、ショートするとジェネレーター電圧がそのままバッテリーへ行くことがある、とのこと。

通常使用に問題がなくとも、トラブル時に別のトラブルを誘発する可能性が無きにしもあらず?

フェイルセーフの考え方。たとえば、アクセルワイヤーが切れてもリターンスプリングの働きでスロットルが全開にならない、といったように、自動車の設計ではトラブルが別の事故を誘発しないよう二重三重の安全性が考えられています。この考え方は飛行機ではさらに徹底していて、切れたワイヤーが悪さをしないようバネの働きで即座に前後に離れる、といった対策が取られています。

ジェネレーターのトラブルで過充電になってもヒューズが飛ぶわけでもなし、そういう意味ではちょっと弱いかもしれません。

Posted at 2014/03/06 22:07:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | パーツ | 日記
2013年12月15日 イイね!

飛んでイスタンブール

飛んでイスタンブールアジア諸国を何カ国か旅した中で、日本でも見る外車よりも、日本では見られない日本車に毎度猛烈な異国情緒を感じました。そして、海外サイトを巡っていると、稀によく出てくるのがこの見たことのないルーチェ。
(photo from flickr.com All rights reserved by Ahmad S. M.)

教習車顔が採用された国もあるんですね。トミカリミテッドビンテージのおかげで有名になったので説明が楽で助かります。

実は、レガートのパーツリストを入手して真っ先に照会したのが、これら丸二灯関係の外装部品でした。が、もちろん一つも出ませんでした。

しかし、なんと輸出仕様の新品パーツが出てきました。そして、はるばるトルコから日本へと飛行機に乗ってやってきました!非英語圏から部品を買うのはちょっと緊張しますが、高い語学力(ウソ、Google翻訳など)も駆使して無事輸入。関税のことなど、実体験は勉強になりますね。(トルコはEU関税同盟加盟国なので自動車部品の輸入関税は0%ですが、消費税がかかります)

いや、無事ではないな。今回は通関にずいぶん時間がかかったと思ったら、トルコと日本の税関でバッチリ開封検査されていて文字入りテープで再梱包されていました。麻薬探知犬が吠えたかX線検査でヘンなものでも見えたのか…?箱がデカイ割に妙に軽いので怪しいっちゃあ怪しいですね。

他でもちょっとトラブルがありましたが、まぁ日本と同レベルの細かさを要求する方がアレですから、先方と交渉して話をつけます。開封痕があるのでどこで誰が悪さをしたのか分からないし……。

さて、そんな話はともかく、早速取り付け♪まずはレンズから。LA4ルーチェの仕向先別バリエーションで書いたように、ウインカー/スモールのコンビランプには色々あります。


今回実物を手にして、ケースとレンズの組み合わせで「外・橙/内・白」と「内・橙/外・白」両仕様で組める、という面白いことが分かりました。そして日本仕様とは厚みが違う!


車幅灯を内側にして(オーストラリア仕様)、さて付けるぞ~!と思いましたがレンズだけでは付きません。ハウジングに焼き止めされた指示器と車幅灯を仕切る板の突き出し量が違うので、日本仕様のボディに輸出仕様のレンズをポン付けはできませんでした。

輸入したハウジングとレンズを使い、反射板は自作。ガスケットは旧レンズから。ASSY品には電球も付いていましたが、W数も規格が違うので日本のバルブに交換です。(抵抗値が違うのでそのまま点灯させるとハイフラになりました)

レンズの厚みは、こうしないと橙/白の左右組み換えができない為と思います。ハウジング内の仕切りから、レンズだけ買ってポン付け、といかない可能性がある…とASSYで購入して正解でした。買ったのがレンズだけなら軽く詰んでました。ハーネスも短いのでそのままでは接続できず、延長部分を自作。

クリアレンズの裏からオレンジ色の板が当ててあるので、板を抜いてオレンジ色のバルブを入れれば全面クリアにもできますね。

できました。

レンズの奥行きが薄いのでバンパーから少し引っ込みました。ウインカーの主張を減らして顔面のデカさ感を押さえ、マイルドな表情になったような気がします。ちょっと高級感上がった(らいいなぁ)。完全に自己満足の世界です。


グリル編は後日。
Posted at 2013/12/15 23:57:14 | コメント(3) | トラックバック(0) | パーツ | クルマ
2013年11月16日 イイね!

マツダバンジョーステアリング

マツダバンジョーステアリング昔のネタをお蔵だし。

バスガイドさんのどや顔がカワイイ昭和43年の「はとバス」パンフレットと、ちょっと関係あります。

私のクルマを実際に見た方はお気づきかと思いますが、買って早々にハンドルを交換しました。


元はコレなんですが

この頃のマツダ車の内装は欧州車を意識したのかファミリア(323)、カペラ(626)からルーチェ(929L)までどれも似たような感じなんですね。よく見ると細かい部分で差を付けているのですが、高級車のデザインをたくみにスケールダウンしたベンツ190Eあたりを思うと、マツダは大衆車のデザインありきのようで、どうも安っぽく見えるきらいがあります。

そこで、スペシャリティなコスモAPのウッドステアリングを選択。

どうやらルーチェレガートのオプション扱いでもあったようで、整備書やパーツリストにも「Aタイプ」という名前でその姿が見られました。パーツリストによるとAタイプには38パイと40パイがあったようです。



入手したものはコスモAP用の38パイ。元が40パイなので少し小さいです。


中古品はよく触れるスポーク部分が皮脂で錆びたものが多いです。耐水ペーパーで塗装と錆びを落として修正。

リムは木製に見えて、実のところプラスチックなのでダメージは特になし。角目の117クーペやマークIIなど昭和50年ごろのクルマにはよくある素材です。洗剤とスポンジで洗って完成。木製だったならニスの塗り直しなど色々大変だったと思います。

マスキングしてつや消し黒に再塗装。使用感がなくなってサッパリしました。


そして…スポーク部分にセメダインのメタリックカラーテープ「ラピー」を貼って、いにしえのバンジョーステアリング風にしてみました。再塗装部分は隠れてしまいますが。施工してから4年ほど経ちますが、今も剥がれず耐久性は高いです。

ついでに、ベージュ内装に真っ黒なホーンパッドの組み合わせがコアラの鼻のようで違和感があったので、元のものに交換。サイズは同じでした。というかこの黒いホーンパッド、ポーターキャブ550も同じです。それどころかステアリングコラムのコンビネーションスイッチも共通。高級車と軽トラに同じ部品を見つけて萌え~。いや、萎え~。


さて、ここで冒頭のバスガイドさんの写真に戻ってみましょう。

おそらくふそうのバスじゃないかな、と思いますが、よく似てますね。

このデザイン、実は1930年代に大流行したアール・デコ様式の流れを汲むものなんです。
こちらは1936年式のスチュードベーカーの美しいダッシュボード。

from flickr.com

MGやワーゲンなど戦後にもその流行は続き、ひいては日本のトラック・バスにまで及びました。スポークが弦に見えることから「バンジョーステアリング」と呼ばれます。

こちらは東武博物館の1951年式日産180キャブオーバーバスのバンジョーステアリング。


独立グリルを備えたルーチェレガートのデザインテーマは、古きよきクラシックッカーの雰囲気を現代(70年代当時)に再現、というモダンクラシックだと思うんですね。独特のピラードハードトップも、1941年式キャデラックのBピラーがアイデアとなっています。(マツダやトヨタの思惑は不明。元ネタの1971年式キャデラックがピラードHTで登場した時にはそう説明されていました)


そんなわけで、バンジョーステアリングはピッタリだと思っています。反射光が運転手の視界を幻惑する、ということでダッシュボードからメッキパーツが排除された時代のクルマですが、ここはあえて先祖帰りさせてみました。

プラスチックの嘘木目ではありますが、運転のたびに細かな凸凹を手のひらに暖く感じ、なかなか良いものです。
Posted at 2013/11/17 00:09:52 | コメント(4) | トラックバック(0) | パーツ | クルマ
2013年10月27日 イイね!

磨けば光る原石よ

磨けば光る原石よあー、ゴシゴシしたーい。とヘンな衝動に襲われることはありませんか?私はあります。

そんなわけで、今日は風呂場のタイルなんぞを磨いていたのですが

『違う!』

ということで、その衝動をぶつけるブツとして、使うアテのないホイールを磨いてました。

スペアタイヤ用に…と格安で1本だけ手に入れたものの、お蔵入りにしていたコスモAP純正アルミホイール。これはルーチェレガートのオプション品でもありました。

ホイールナットが特殊なのでスペア向きではなかった…と知ったのは入手後のこと。

このデザインは国産旧車の純正アルミの中でも美しいものの一つ、だと思います。


リムだけ磨いて光らせてみる。うっとり。

あっ、と気づいたら作業中のBGMに掛けていたCDが2周。1時間半ほど磨きに没頭していました。

知ってますか?ピカピカ光るものはカラスも好きなんです。
つまり、哺乳類以前からDNAに刻まれた、これは本能(笑)

ここまでくると綺麗にレストアしてルーチェに履かせたくなってきました。あと3本探してみましょうか。

さて、このデザインはどこから来たのかな~、とルーツが知りたくなるわけです。
ドイツのロナールにも似ていますが、私はイタリアのクロモドラっぽさを感じています。


Dino246GT純正(from wikipedia)

これはCromodora CD1というホイールで、このデザインを総称してクロモドラBタイプとも呼ばれているようです。(歴代フェラーリで定番の星型がAタイプ。これは日本だけの呼び方かも?)6本スポークですが、デザインの要素がよく似ているように思います。

このホイールには同じデザインで13インチ、PCD110-4穴、オフセット+15(らしい)のマツダ向けもあって、これはCD71という型番。以前訪問したイベントでSAサバンナが履いていました。カッコイイ!


5本スポークも発見。1969年のBMW2500の純正ホイールでペトリーニ(pedrini)製とのこと。

スポーティさと高級感を兼ね備えたいいデザインだと思います。

国産では日産フェアレディZ432純正のマグホイール(神戸製鋼製)がよく似ています。


剥離剤による塗装状況の確認

シルバーの下からガンメタリックが出てきました。再塗装されてた?

次は何色に塗るかいろいろ考えるのも楽しいです。
金?銀?ガンメタ?あるいは黒…?

世界各国の古いアルミのデザインを見て、格好よさのエッセンスを吸収しているところです。
Posted at 2013/10/27 23:11:58 | コメント(3) | トラックバック(0) | パーツ | クルマ

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