
世の中には車のゲームは数あれど、NSXが登場するゲームとなるとそう多くはない。
それも旧NSX NA1ともなれば、最近では車種リストにあっただけでラッキーなことなのかもしれない。
さらに、バリバリ(死語)にチューンして、エアロカスタマイズもできるとなると、もう数えるぐらいしかないと言ってもいい。
私はNSXオーナーでもあるが、ゲーマーでもあるのでNSXが乗れるゲームをかなり網羅してきた。ほぼすべてプレイしてきたといってもいい(自称)
その中でも最近非常に良くできた二つのゲームを紹介したいと思う。
■ニードフォースピード(EA PS4他)
1)
ニード・フォー・スピード - PS4

2)
ニード・フォー・スピード ペイバック - PS4

この二つのゲームの最も凄いところは、EAというアメリカのゲームなのに、日本のレースゲーム以上に日本車にこだわっているところにある。
何てたって、そもそも車種が40〜50種類程度しかないところにNSXはもちろんのこと「
GTR、S2000、RX-7、86、180SX、スープラ、Z、シルビア、シビック、ランエボ、インプ等」名だたる日本を代表するスポーツカーが登場し、かつエアロパーツをかなり細かく装備したりできるのだ。
(車種のラインナップから推測するに、このゲームの開発者はワイルドスピードやイニシャルDが大好きに違いない)
しかも、どこそこのグランツーリスモとは違いレース場だけでなく峠はもちろん町中を縦横無尽に走り回ることもできるオープンワールド。
もともと私は、レース場を走りたいわけではなく街中をNSXでドライブしたいのだ。でも現実は渋滞地獄・・・ストップアンドゴーという最もつまらない運転が走行の5割を占める苦痛のドライブが公道の現実。
ほんと日本人はよくこんな環境でスポーツカー乗っていると思う。
だからこそ、ゲームの中ではせめて街中をNSXでかっとばしたい。その点このニードフォースピードは、私的にNSXゲーム最高峰であると思っている。
NSXにおいてはゲーム内でいくつかのエアロメーカーに加えて、日本NSXパーツメーカーの代表格であるアドバンスのエアロをフル装備できる。アドバンスといえば、イニシャルDで出てきた北条の仕様もアドバンス製である。

さらにこのゲームには車好きならニヤリとしてしまう特徴がある。
それは警察に追われるときに
「そこのホンダNSX止まりなさい!」と言われたり、
「〇〇○道路をホンダNSXが現在逃走・・・追跡中!」と、警察無線が聞こえたりするのだ。つまり
“乗っている車で警察が呼んでくれる!”(苦笑)
これは何気に嬉しい! 愛車=自分の事言われてる気がして、もうたまらない仕様である。
こういうところが日本のゲームには欠片もない、そもそも喋らないし。
■日本のレースゲームは廃れた!?
以上のようなゲーム仕様が、なぜだか日本のゲームには出ててこない。日本人のくせに日本車を軽んじている証拠であり、海外に媚び売っている証拠だ。GT-Rだけ出しときゃいい、みたいな雰囲気もあるし。
外人が作るほうが日本車にこだわっているのがなんとも皮肉ともいえる。
まるで、評価の高かった映画のラストサムライがハリウッドで製作されたのと同じような気分である。
同時期に日本で作られた時代劇といえば、北野武監督の「座頭市」である。
日本の時代劇がモチーフなのに時代考証無視した独自解釈のコミカルラップ調仕上げになっている反面、ハリウッドのラストサムライの方が時代考証としても正統派な仕上がりだった事など、個人的にはまだ記憶に新しかったりする。
外国人の方が日本を美しく、カッコ良く仕上げてくる典型的な例の一つだ。嬉しいような悲しいような・・・。
■もちろんNSXが登場するゲームは他にもある。
代表的な国産ゲームだと、首都高速バトルゼロや、グランツーリスモシリーズがある。
1)
グランツーリスモSPORT - PS4
→6まではそれなりに良かったが、最新verのスポーツでオンライン専用となった上にNSX NA1or NA2を切り捨てやがった、一生許さん!(苦笑)。
2)
首都高バトル 01
→前作は非常によかった、だが続編の首都高バトル〇1で、ホンダが登場しないという最低の駄作に成り下がり、最近ではスマホゲームも短期間でサービス終了の大失敗。これもNSX NA1を登場させなかった呪いともいえよう。
というわけで、現実のNSXでは運転に限界ありますので、ゲームで追う存分走らせたい方には「
ニード・フォー・スピード - PS4
」がおすすめですよ!

Posted at 2018/05/17 00:52:03 | |
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