
教習3/3日目、最終日。実技試験の日デス。
昨日に引き続き荷の振れ止め練習からスタート。各人1回ずつ練習。
以降2時半頃まで試験内容を練習。
今回の6人は慣れた人が居ないんでトテモ時間が掛かるのよん。
黒にゃ

1回目の練習。
旋回をスムーズにとのアドバイス。
どうやら、荷が振れるのを嫌って旋回途中で振れ止めを行ったのが
裏目のよう。・・・( ̄  ̄;) うーん
黒にゃ

2回目の練習。
非常に順調だったが終盤で痛恨のミスを犯す。(/・_・\)
荷台の高さまでフックを巻上げるつもりがジブを上げてしまい
荷が車体スレスレに。(; ̄ー ̄A
レバー操作は確認してから行うようにとのアドバイス。
黒にゃ

3回目の練習。指摘事項ナシ。タイムは10分。大分慣れたんで本番も時間超過減点ナシでイケそう。
結局1人あたり3回の練習で本番へ。合格ラインは70点。試験時間は10分。以降30秒超過毎に1点減点。
荷の振れを止められないと判断した場合は試験官が強制的に振れを止める特別措置が有るが、3点減点。(>_<;)
試験内容はチェーン3本で玉掛けされた直径約0.6m、高さ約0.15mの鋼鉄製の円盤(←約330kg)
を指定の円の範囲(直径約0.8m)に合わせながら水平・垂直に運搬するものでした。
で、本番。時間超過を気にし過ぎて荷の振れ止めをあまり正確に行わなかったのが反省点かなァ。
今回は珍しく得点が発表され、タイムは9分15秒。既定範囲に入って居なかった箇所が有ったとの事で
3点減点の97点で合格。しかも、得点・タイム共に1位と言うオマケ付きなのでした。\(^O^)/
技能講習ですから安全を重んずるワケで、タイムオーバーより指差し称呼を忘れる方が減点が大きいのデスヨ。(⌒^⌒)b
本日の受験者6名。合格者6名。合格率100%でした。
~実技攻略法~
・荷の振れが大きいと減点。と言うか、次の移動で進行方向が90°変わる場合は振れを極力抑えておかないと荷が回転振れし始めてしまうので厄介。
・巻き上げ下げは積極的にエンジン回転のハイアイドルを使って時間短縮し、上昇端・下降端手前でローアイドルに戻すとスムーズ。
・ジブの上げ下げを用いての振れ止めはジブの傾斜角度で水平距離を操作する事になるので旋回時の振れ止めよりも慣れが必要。
・荷重計は油圧モーターの作動油の圧力を検出する仕組みなので巻上げ中しか作動しない。
操作レバーを中立にした状態で「荷重計、ヨシ」と言っても減点はされないと思うが、判って居ないヤツと判断される。
・実技試験中にアウトリガーの出し入れやジブを伸縮する事は無い。つまり使用するレバーは3本(巻上げ下げ・ジブ上げ下げ・旋回)のみ。
・ジブ上げ下げ&巻上げ下げを繰り返して縦方向移動する場合はその都度振れ止めを行う必要は無い。→どうせまた振れてしまうから時間の無駄。
・技能講習一発合格のコツはどの科目でも共通。腕に自信が無ければ指差し称呼を忘れ無い事!
~以下覚書き~
エンジンが掛けられPTOもON、アウトリガーは左右とも効いている。ジブは3段目も一杯まで伸ばされた状態。
荷は荷台上の枠に納まり、吊り具をフックに掛けましたって状態で実技試験スタート。
(つまり、吊り具のチェーンは弛んだ状態でフックに掛かっていて、あとは吊るだけ状態)
01.車体助手席側アウトリガー付近に立つ
02.運搬コース全域を指差しながら「周囲安全確認、ヨシ」
03.運転席側アウトリガーを点検し、「アウトリガー、ヨシ」←張り出し、浮き、ロック等の確認
04.助手席側アウトリガーを点検し、「アウトリガー、ヨシ」←張り出し、浮き、ロック等の確認
05.作動油油量計を指差し、「作動油、ヨシ」←油量確認
06.荷重計を指差し、「荷重計、ヨシ」←何の確認?吊り上げないと動かないので無負荷状態での指示値は何の意味も無い。
07.ジブの荷重指示計を指差し、「荷重指示計、ヨシ」←ジブ段数とつり上げ荷重の確認
08.荷台側方に移動してワイヤーロープを指差し、「ワイヤーロープ、ヨシ」←ワイヤーロープの損傷有無確認
09.フックを指差し、「フック、ヨシ」←外れ止め装置等の損傷有無確認
10.吊り具を指差し、「吊り具、ヨシ」←吊り具の損傷有無、掛かり具合等確認
11.荷を指差し、「吊り荷、ヨシ」←荷がつり上げ荷重内である事の質量目測
12.フックを指差し、「フック位置、ヨシ」←荷の重心とフックの位置が合っている事の確認
13.車体後方へ移動
14.フックを指差し、「フック位置、ヨシ」←荷の重心とフックの位置が合っている事の確認
15.操作レバー部へ移動
16.吊り具のチェーンがピンと張るまで微動巻上げ
17.フックを指差し、「玉掛け、ヨシ」←外れ止め装置及び吊り具の掛かり具合、玉掛けが完了し、吊れる状態である事の確認
18.荷重計と吊り荷を交互に見ながら荷台から約10cm程度微動巻上げ
19.巻上げ中に荷重計を指差し、「荷重計、ヨシ」←実際に吊ってみて、荷がつり上げ荷重内である事の確認
20.吊り荷を指差し、「地切り、ヨシ」←荷の重心上で吊れているか、荷は水平であるか確認
21.20~30cm巻上げ
22.運搬コースを指差し、「運搬経路、ヨシ」←運搬順序、経路内の安全確認
23.右へ旋回し、1番目の枠へ向かう。ココは荷台の直ぐ脇なので極力荷が振れないようにしたい。
移動時間が掛かるがレバーの引き具合でエンジンがローアイドルで回っている範囲に抑えた方が無難。
24.荷の端が枠中心に達したらレバー中立。荷は慣性で右に振れるので、最大振幅に達したら素早く右旋回して荷の振れ止めを行う。
25.地上10cm程度まで巻き下げ、枠内に入って居なかったら位置修正。←荷の移動は地上30cm程度の高さで行うのでココまで巻き下げる必要は無いが、地上に近い方が枠内確認がし易い。
26.荷を指差し、「1番、ヨシ」←荷の振れが枠内である事に注意。
27.地上30cm程度まで巻き上げる。
28.右へ旋回し、2番目の枠へ向かう。
29.荷の端が枠中心に達したらレバー中立。荷は慣性で右に振れるので、最大振幅に達したら素早く右旋回して荷の振れ止めを行う。
30.地上10cm程度まで巻き下げ、枠内に入って居なかったら位置修正。
31.荷を指差し、「2番、ヨシ」←荷の振れが枠内である事に注意。
32.荷の上端が荷台の高さ程度まで巻き上げ&地上10cm程度までジブ下げを2~3回繰り返し、3番目の枠へ向かう。
33.荷の端が枠中心に達したらレバー中立。荷は慣性で奥側に振れるので、最大振幅に達したら素早くジブ下げて荷の振れ止めを行う。
34.地上10cm程度まで巻き下げ、枠内に入って居なかったら位置修正。
35.荷を指差し、「3番、ヨシ」←荷の振れが枠内である事に注意
36.地上30cm程度まで巻き上げる。
37.左へ旋回し、4番目の枠へ向かう。
38.荷の端が枠中心に達したらレバー中立。荷は慣性で左に振れるので、最大振幅に達したら素早く左旋回して荷の振れ止めを行う。
39.地上10cm程度まで巻き下げ、枠内に入って居なかったら位置修正。
40.荷を指差し、「4番、ヨシ」←荷の振れが枠内である事に注意
41.地上230cm程度まで巻き上げる。
42.左へ旋回し、5番目の枠へ向かう。(高さ200cm程度のバーを越える)
43.荷が十分バーを越えたらレバー中立。荷は慣性で左に振れるので、最大振幅に達したら素早く左旋回して荷の振れ止めを行う。
44.地上10cm程度まで巻き下げ、枠内に入って居なかったら位置修正。
45.荷を指差し、「5番、ヨシ」←荷の振れが枠内である事に注意
46.荷の上端が荷台の高さ程度まで巻き上げ&地上10cm程度までジブ下げを2~3回繰り返し、6番目の枠へ向かう。
47.荷の端が枠中心に達したらレバー中立。荷は慣性で奥側に振れるので、最大振幅に達したら素早くジブ下げて荷の振れ止めを行う。
48.地上10cm程度まで巻き下げ、枠内に入って居なかったら位置修正。
49.荷を指差し、「6番、ヨシ」←荷の振れが枠内である事に注意
50.ジブの荷重指示計を指差し、「荷重指示計、ヨシ」←(ココが最大作業範囲なので)ジブ段数とつり上げ荷重の確認
51.地上30cm程度まで巻き上げる。
52.左へ旋回し、7番目の枠へ向かう。
53.荷の端が枠中心に達したらレバー中立。荷は慣性で左に振れるので、最大振幅に達したら素早く左旋回して荷の振れ止めを行う。
54.地上10cm程度まで巻き下げ、枠内に入って居なかったら位置修正。
55.荷を指差し、「7番、ヨシ」←荷の振れが枠内である事に注意
56.荷の上端が荷台の高さ程度までジブ上げ&地上10cm程度まで巻き下げを3~4回繰り返し、1番目の枠へ向かう。
57.荷の端が枠中心に達したらレバー中立。荷は慣性で手前側に振れるので、最大振幅に達したら素早くジブ上げて荷の振れ止めを行う。
ココは荷台の直ぐ脇なのでしっかり振れ止めを行いたい。
58.地上10cm程度まで巻き下げ、枠内に入って居なかったら位置修正。
59.荷を指差し、「1番、ヨシ」←荷の振れが枠内である事に注意
60.荷台上30cm程度まで巻き上げる。
61.左へ旋回し、スタート地点の枠へ向かう。
62.荷の端が枠中心に達したらレバー中立。荷は慣性で左に振れるので、最大振幅に達したら素早く左旋回して荷の振れ止めを行う。
63.荷台上10cm程度まで巻き下げ、枠内に入って居なかったら位置修正。←荷の振れが枠内である事に注意
64.微動巻き下げで着床させる。←吊り具のチェーンがピンと張った所謂着床状態である事。
65.荷を指差し、「着床、ヨシ」
66.微動巻き下げで吊り具のチェーンが弛むまで巻き下げる。
67.荷を指差し、「荷の安定、ヨシ」←吊り具のチェーンが効いて居ないが、荷が万一転倒してもチェーンで支え切れる状態である事。
68.吊り具のチェーンがフックから外せる高さまで微動巻き下げ。
69.試験官に完了を告げる。
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移動式クレーン運転士
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