■レザーシートの黒ずみが気になる
ジュリエッタ購入時からずっと気になっていた、赤レザーシートの経年劣化。
長年の汚れが蓄積していて、全体的に赤黒くなってしまっています。
運転席。全体的に黒ずみが目立つ。当然ですが一番汚れています。
こちらは助手席。結構使用していたようでこちらも汚れている。加えてこちらはキズも散見される。
後席も年数なりの黒ずみが。
過去に中古で購入したNCロードスター(3rd Generation)も赤レザーシートでやはり運転席の劣化が目立っていたので、購入直後にディーラーにお願いして運転席の革だけ張り替えてもらった記憶があります(当時たしか11万位だった)。
色付きレザーシートのクルマはこれまで何台か乗ってきてますけど、経年によって汚れが蓄積していくのは避けられない問題なんですよね。。。
黒レザーならこういった経年汚れは目立ちにくいのですが。
■いっちょお願いしてみよう
んで、以前より中古購入したクルマはシートクリーニングして溜まった汚れを綺麗にしたいという思いがありましたので、良い機会なのでやってみてもらおうと業者さんにお願いしました。
■けっこう皆さん及び腰
手始めにいくつかの業者さんに連絡して打診してみたのですが、赤レザーシートのクリーニングと聞くと皆さんいきなりトーンダウン。
「落としきれないかもしれないです」
「色が抜ける可能性がありますがよろしいか?」
「赤革はウチではやってません。以前トラブルがあったので」
あれ意外と業者探すの面倒だぞ。
なんでも、赤に限らず色のついたシートは結構厄介でやってみないと問題なく綺麗になるかわからない場合があるみたいなんですよね。
よって個々の状態によっては上手くいかずトラブルになりやすいため、依頼の時点で予防線を張るような言い方になってしまうのでしょう。
■クリーニング専門業者さんに依頼してみた
ただ今回こちらとしては、仮におかしな結果になったとしても、(現時点でも革部分に細かいキズがある事もあり)その後必要なら改めてレザーリペアしようと考えていたので、HP上で赤レザーシートのクリーニングを施工実績に挙げていた、近場のクリーニング業者さんに依頼してみる事にしました。
■施工後(悪い意味で)予想通りの結果に
ついでにステアリングや他内装のクリーニングもお願いしてクルマを預けて翌日。業者さんから電話連絡が。声のトーンが低い。。。
「レザーシートなんですが、、、汚れが酷い部分を洗浄したところ、ところどころ色が抜けてしまいました。。」
やはりか。
まあそのリスクは折り込み済みだったので、とりあえず黒ずみが綺麗になればいいやと引き取りに。
実車を確認してみると、なるほど確かにまだら模様になっている。
運転席クリーニング後。黒ずみは綺麗になったが、座面前部分の色が抜けてしまっている。また、新品の色味には戻っていない(この間の代車のジュリアとの比較で)。
助手席。こちらも汚れが酷かった座面前部分をはじめ、全体的にまだら模様に。
後席。業者さんも気持ちが萎えちゃったのか、あんまり綺麗になってない印象。これも一部色抜けがある。
肝心の黒ずみはだいぶん綺麗になりましたが、新品時と同様かと言えばそんな事はなく、気にならない程度になったくらい。
先日代車で乗ったジュリアの新品赤レザーシートの記憶が鮮明なので、余計にそう感じてしまう。
業者さん的には、これ以上汚れを落とそうとすると色抜けがもっと広範囲になってしまう危険があったため、ここまでが限界だったそうです。
まあ、仕方ないですね。
■こうなってしまった原因は
後になって教えて頂いたのですが、赤レザーみんながみんなこうなってしまう訳ではなく、実は理由があったのでした。
詳しくはまたの機会にしますが、一言でいうと下手なクリームや液剤とかをレザーシートに施工するのは辞めたほうが良いという話です。
それにしても、メンテのやり方次第でこうなる危険があるなら、そら業者さんも及び腰になるわな。。。
■次なる作戦:伝説のカーディテイラーに依頼
さて、このままでは不完全燃焼。
いっそのこと前席シート丸ごと新品交換したろうかと考えたりもしましたが、それやると多分100万コースなのでぐっとこらえて、過去に一度お願いした事のある別の業者さんにレザーリペアを依頼しました。
このお方、知る人ぞ知る内外装のスペシャリスト。過去には雑誌の記事にも何度かご登場された事のあるあの方です。福野礼一郎先生の愛読者ならピンと来るはず(笑)。
結果的にはこれが大正解でした。今思えば、最初からこちらにお願いしておけば良かったというのは後の祭り(自宅から若干遠いのです)。
たぶん続く。
Posted at 2022/02/20 19:26:32 | |
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