
ジュリエッタをディーラーに入庫中のため、
代車のアルファロメオ・ジュリアに乗っています。
グレードは200馬力仕様のエントリーグレード「スプリント」。
280馬力仕様の上位グレード「ヴェローチェ」との主な装備の違いはカーナビ、ACCがOPでも用意されないこと。
他にもシートヒーターや地デジ、harman/kardonオーディオなど結構省略されてます。
カーナビはAndroidAuto/CarPlayで我慢するにしても、460万のDセグセダンでACCレスは今の時代ちょっとありえないすね。電動シートなんかよりACC付ければ良いのに。
まあおそらく販売の主力は598万のヴェローチェで、こちらは日本法人もあまり売る気はないのでしょう。
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クルマとしては過不足なくフツーに良かったです。
スタイリングも格好良いですね。内装も今どきのクルマらしい設えです。
全体的にアクが強すぎないのが洗練されてる感じで逆に良い。
ドラポジは自分は問題なかったし、全体的にスムーズで乗り心地良い。
ただステアリングが小径かつクイック過ぎて、若干エンジンパワーと合わない印象はありました。個人的には小径クイックが好きなので問題なしですが。
エンジンは特に官能的でもなく、上まで回してもドラマチックな感じはないですが、下のトルクが太くて使いやすい実用的なタイプのエンジンです。
踏めばそこそこ速いし、ZF製の8速ATも相変わらず良好で、変なストレスは皆無。
ただ変速の切れ味については、以前乗っていたBMW3シリーズツーリング(F31&G21)のZF8HPのほうが良かった印象があるのですが、変速制御の違いか思い出補正か。
なお、試しにd(ダイナミック)モードに変えてみると印象が激変。
アクセルレスポンスが良くなりエンジンサウンドも控えめながら心地よい音に。
更にはシフトダウン時にブリッピングもかましてくれるようになります。
このクルマは常時dモードで走るべきだと思いました。
ただ、代償として燃費もだいぶ悪化するみたいですが。。
ちなみにいつも使う道でdモード&通常の乗り方(エアコンON、アイストOFF、燃費走行は特に考えずに流れに乗る)で20km走ったところ、平均車速24km/hで8.4km/Lでした。同じ道で911は6km/L、ジュリエッタは9km/L位なので、まあ現代の2Lターボ車の燃費としては良いとは言えないすね。nモードだと9km/L以上いくのかな。
ともあれ、ボディサイズもちょうど良いし、しっかり4人乗れるし、200馬力という設定もちょうど良い塩梅で、dモードのちょっとした遊び心もありの、非常に真っ当な普通の良セダンという印象です。流石はベンチマークにBMW3シリーズを置いただけはありますね。確かに似てる。
まあ「アルファロメオとしてその評価はどうなんだ」って人はヴェローチェかクアドリフォリオをご検討くださいって事ですかね。
保証が付いていればアルファに付き物の故障も無償修理ですので、購入する場合は新車で買って延長保証付けて5年乗るのが良いのではないでしょうか。
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それにしても、ここ最近911&ジュリエッタのMT勢やテスラモデルSなどの、エンブレor回生ブレーキの強いクルマにばかり乗っているせいか、普通のオートマの「アクセルを離してもスーッと減速しないで進んでいく」感じは違和感ありますね。
ガチのMT乗りさん達はよく「AT怖い」って言いますけど、少しその気持ちが分かった気がします。自分が慣れ親しんでいる減速感とのギャップ。
個人的には、2ペダルで運転するならテスラやリーフなどのワンペダル走行が可能なクルマが好きかな。完全停止までいけるタイプ。
このまえ新型アウトランダーPHEVに試乗しましたが、あれも回生ブレーキはそこそこ強めで好みだったですが、完全停止まではやってくれないんですよね(以前は完全停止モードもあったらしい)。新型ロッキーも同様にクリープが残る。
現行車で完全停止できるのってリーフとテスラだけなのかしら。(追記:IONIQ5も可能みたいですね)
完全停止までやってくれると、右足の踏み変えが極端に減るので本当に楽なんですよ。
そこそこ車間を空けて走行するので、モデルSなんかは一回もブレーキ踏まない日があったりします。
ブレーキパッド減らないし、回生でバッテリーに戻ってくれるからエコだし。
EVシフトを機に、完全停止付きワンペダルがもっと普及してほしいなあ。
そんな事を改めて感じた代車生活でした。
おまけ。BEVは電気代もガソリンに比べゲロ安。
下手なスーパーカー並の動力性能を持つモデルSでこの安さ。
モデル3はもっと電費良いらしいすね。
Posted at 2022/02/02 23:54:39 | |
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