
トヨタのお膝元愛知ではすでに9月12日に行われ、話題になっている
iQの試乗会。
首都圏では今回神奈川県の大磯プリンスホテルで開催され同行者と二人で参加した。
同行者はBMW・MINI(クーパー)に乗っているのと、自分が仕事でヴィッやマーチに何回も乗ったことがあるので、そこらへんとの比較となってしまう。
まず会場入り口に置いてあった実車を見ての第一印象は、幅が広い。
長さが短いから幅の広さが際立って見えるのかな?
コンセプト等の説明の後、まちに待った試乗。
まず初めは、S字や、加速ブレーキング、レーンチェンジ。
かなりクイックな感じで普通のコンパクトカーより軽快感はあるが、同行者のMINIよりはロールする感じ。
加速からフルブレーキングでは、あれ?って感じで加速しない。
まあ小排気量にCVTじゃこんなもの?
CVTに違和感がある(メーカーに関わらず)、自分や同行者もぜひマニュアルに乗りたいとの意見。小排気量のエンジンをマニュアルで使いこなす楽しさは、MINIもロードスターも同じような感じだから。
ここで「安定感が感じ取れるはず。」との説明だったけど、小パワーFF車なんで加速時は安定しているのが普通だと思うし、直線も短く、路面も綺麗な駐車場なんでわだちやギャップなんかも無いような所なんで分からないのが正直なところ。
フルブレーキングは・・・普通?かな。
ちょっとハンドル切ったらちょっと不安定な感じになったけど、ABSもキチンと利いて、体が自然に反応して立て直しちゃってあまりテストにならなかった。
レーンチェンジも俊敏に感じるし、そのときの安定感も試乗した40kmくらいなら問題ない。自分は良いんだけど、逆に普通の人?にはハンドルの小ささも手伝いクイック過ぎるのでは?
まあ
エアバッグ9個も付いているし、電子制御かなり入っているんで安全かな。
いろいろな人向けの試乗だから、速度も低めに設定されているのではっきり言ってあまり良く判らなかったのが正直なところ。
乗り心地はちょっとゴツゴツ感があったように感じたが、ハンドリングを考えるとそんなものかな。
次は小回りのテスト。
こっちはヴィッツとの乗り比べ。
まあこれだけ小さいんだから、小回りできるのは当たり前だと思うけど。
360°ターンの時、つい癖でサイドに手が伸びてしまった
ステアリングはロックtoロック、ヴィッツが約3回転+90°のところiQはは約3回転。キャスターも8°も付いているとの事。しかもステアリング径が小さめなので、どのくらいクイックだったのか分かると思う。
最小回転半径も3.9mで前後オーバーハングがほとんど無いため、その場でくるくる回るって感じ。
どのくらい曲がれるかは、動画禁止だったので代わりに
連続写真を撮った。
この時ヴィッツと乗り比べてみて、やっぱりなんだかヴィッツの方が広いような感じがする。(全席のみの比較)
これはiQの包まれ感というか骨太感から来るものだと思う。内装もヴィッツの方は明るい色だったことも広く感じたことに少なからず影響していると思うが。
この骨太感だが、初めてMINIに乗ったときよりかは薄い感じ。
気になる値段だが、アンケートには100万から200万の間での設問だったためその間の値段になりそう。質感から上級グレードはたぶん後半、オプション次第ではもしかしたら200オーバーになると思う。
たしかに技術的質感的にはすばらしく、今までにあまり無いジャンルの車で面白いと思った。これでジムカーナみたいのやったらかなり楽しそうだし。
しかし、最後までこの車はどのような人たちをターゲットとしているのかがつかめなかった。
もしプレミアムをうたうならば、思い切って最低価格200万円以上でも良いのではと思う。
世の中には、MINIみたいな1.6の車に300万も出すような人たちもいるんだから。
あと「面白いな」とは感じたが、ロードスターで言う「Fan」な所は薄いように思う。
わかり難い表現だと思うけど、そのような車に乗っている人にはわかってもらえると思うが。
いろいろ考えてこの車は、三菱の「i」のように、EV化が一番良いのではないだろうか。後席下の物入れにバッテリーを置き、かなり狭いエンジンルームにもモーターなら難なく納まるだろうし。
モーターで思い出したけど、開発の人は後ろにモーターを取り付けられるスペースがあるので4WDにしようと思えば出来ると言っていたな。
小回り性能 ヴィッツと比較
モデリスタ バージョン
内装
Posted at 2008/09/27 23:55:27 | |
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